特許
J-GLOBAL ID:200903065423040270

車両用駆動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平木 道人 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-306500
公開番号(公開出願番号):特開平5-118237
出願日: 1991年10月25日
公開日(公表日): 1993年05月14日
要約:
【要約】【構成】 第1車輪速比較手段132により、平均前輪速前回値記憶手段134に記憶された前回の平均前輪速Vf(n-1)が前輪速Vfw(n) よりも大きいと判定され、かつ第2車輪速比較手段133により、前記Vf(n-1)が後輪速Vrw(n) よりも小さいと判定された場合には、当該車両が減速時の疑似スリップ状態であると判定される。この場合には、平均前輪速は演算手段131では演算されず、前回のVf(n-1)が今回の平均前輪速Vf(n)として採用され、平均後輪速Vr(n)と共に、スリップ量演算手段310に出力される。【効果】 減速時に生じる疑似的な加速スリップ状態においては、駆動力制御が実行されるおそれがあるが、駆動力制御用信号(Cθig(n) )の演算に用いられる平均前輪速を前回値に維持することにより、前記疑似加速スリップ状態の度合いが小さくなり、駆動力制御は行われない。
請求項(抜粋):
車両の従動輪速及び駆動輪速を演算する車輪速演算手段と、前記従動輪速より、該従動輪速の移動平均値である平均従動輪速を演算する平均従動輪速演算手段と、前記駆動輪速より、該駆動輪速の移動平均値である平均駆動輪速を演算する平均駆動輪速演算手段と、前記平均従動輪速及び平均駆動輪速より当該車両のスリップレベルを検出するスリップレベル検出手段と、前記スリップレベルに応じて点火時期の遅角量を設定する遅角量設定手段と、前記遅角量を用いて駆動力制御用の点火時期を設定する駆動力制御用点火時期設定手段とを具備した車両用駆動力制御装置において、当該車両の減速時における疑似的な加速スリップ状態を検出する疑似加速スリップ検出手段と、前記疑似加速スリップ状態が検出された場合には、平均従動輪速演算手段による演算を禁止し、前回演算された平均従動輪速を、今回の従動輪速とする手段をさらに具備したことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
IPC (3件):
F02D 29/02 311 ,  F02D 29/02 341 ,  F02D 45/00 345

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