特許
J-GLOBAL ID:200903065435734952

急速焼戻しによる高張力鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-050890
公開番号(公開出願番号):特開平5-255743
出願日: 1992年03月09日
公開日(公表日): 1993年10月05日
要約:
【要約】【目的】 本発明は工業的に可能な高能率の焼戻し処理により高靭性の高張力鋼板の製造技術を提供するものである。【構成】 焼入れ後の鋼板を800〜1000°Cに加熱した熱処理炉に装入し、0.2°C/秒以上の昇温速度で加熱し、表面温度がA1 点-200°C以上、A1点+100°C以下の所定の温度に到達した後、ただちに炉外へ出し、2°C/秒以上の冷却速度で冷却を行うことにより、高靭性で高張力な鋼板を製造することができる。これにより、靭性が必要な高張力鋼を大型の構造物に適用することが可能となった。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.02〜0.20%、 Si:1%以下、Mn:0.5〜2.0%、 P :0.020%以下、S :0.010%以下、 Al:0.05%以下、N :0.008%以下残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼を圧延直後に焼入れするか、圧延後常温まで空冷し、再加熱、焼入れしてミクロ組織をベイナイト・マルテンサイトの混合組織とした鋼板を、鋼板の表面のスケールを排除した後、鋼板を800〜1000°Cに加熱した熱処理炉に装入し、0.2°C/秒以上の昇温速度で加熱して、表面温度がA1 点-200°C以上、A1 点+100°C以下の所定の温度に到達した後、ただちに炉外へ出し、2°C/秒以上の冷却速度で冷却を行うことを特徴とする急速焼戻しによる高張力鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/54
引用特許:
審査官引用 (7件)
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