特許
J-GLOBAL ID:200903065489860155

電動機のベクトル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光石 俊郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-214434
公開番号(公開出願番号):特開平8-080098
出願日: 1994年09月08日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【目的】 電動機の極低速域における制御の安定性を確保し得る電動機のベクトル制御装置を提供すること。【構成】 速度推定演算部9で推定した誘導電動機2の推定速度ωr # を用いて誘導電動機2のベクトル制御を行なうベクトル制御装置において、推定速度ωr# を監視回路13で監視し、この推定速度ωr # が下限レベル設定値ωr(min)以下になった場合には関数発生器14に設定してある設定速度ωr * を誘導電動機2の速度として用いることによりベクトル制御を行なうように構成し、極低速域の制御の安定性を確保したものである。
請求項(抜粋):
電動機に供給する1次電流を検出して三相-二相変換を行ない、さらに出力周波数に同期して回転する同期回転座標系の励磁軸検出電流及びトルク軸検出電流に変換するとともに、電流制御演算部で、励磁軸指令電流及び励磁軸検出電流とトルク軸指令電流及びトルク軸検出電流とがそれぞれ一致するよう演算を行なって励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧を算出し、さらにこれら励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧を所定の座標軸変換を行なってPWM演算部に入力し、このPWM演算部の出力電流として上記電動機の1次電流を得る一方、上記1次電流を三相-二相変換して得るa相検出電流及びb相検出電流と、上記励磁軸指令電圧及びトルク軸指令電圧をそれぞれ座標変換して得るa相指令電圧及びb相指令電圧とに基づき電動機の速度を推定する速度推定部を有する電動機のベクトル制御装置において、速度推定部の出力信号である電動機の推定速度と、予め設定した下限レベル設定値とを比較し、推定速度が下限レベル設定値以下になった場合には上記推定速度の代わりに関数発生手段の出力信号である設定速度を用いるようスイッチ手段を切換える監視手段を有することを特徴とする電動機のベクトル制御装置。
IPC (2件):
H02P 21/00 ,  H02P 5/41 302
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭61-150693
  • 特開平1-214287

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