特許
J-GLOBAL ID:200903065524554151

高機能測位端末装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富崎 元成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-155545
公開番号(公開出願番号):特開平5-346459
出願日: 1992年05月01日
公開日(公表日): 1993年12月27日
要約:
【要約】[目的]測距データおよび測位補正用データを統合した最適処理方式による測位端末装置の高機能化と高精度化の実現。[構成]位置座標が正確に知られた複数の測距信号源の送信する測距信号の伝搬時間を測定して、受信機の位置座標を幾何学的に決定する測位方式において、レンジ偏差決定手段と測位較正基準偏差決定手段と高度偏差決定手段とレンジ・オフセット偏差決定手段と誤差特性係数決定手段と最適測位計算処理手段を具備して成り、測定レンジ数の増減、補正用測定データの有無、測定データの誤差の統計的性質および補正用データの測定の頻度に関わらず、統計的処理によって最良の測位精度の達成を可能とする高機能測位端末装置。
請求項(抜粋):
位置座標が正確に知られた複数の測距信号源の送信する測距信号の伝搬時間を測定して、前記測距信号を受信する受信機の位置座標を幾何学的に決定する測位方式において、前記受信機に内蔵されたクロックが維持する時刻を基準として測定した前記測距信号の伝搬時間から求められる測距信号源・受信機間の測定レンジと前記受信機が算出した最新の計算位置座標を用いて求められる測距信号源・受信機間の計算レンジとの差であるレンジ偏差を決定するレンジ偏差決定手段と、測位基準となる地図上での3次元位置座標のすべての成分あるいは一部の成分が既知である測位較正基準点と前記受信機との幾何学的な位置関係より前記受信機の位置が正確に測定されるとき、これを最新の測定位置座標として保存かつ使用して、前記測定位置座標と前記受信機が算出する最新の計算位置座標との差である測位較正基準偏差を決定する測位較正基準偏差決定手段と、測位基準となる地図上での地球表面上の前記受信機の位置が既知であるとき、地球表面上の前記位置から地球中心までの距離が求められ、かつ前記受信機から地球表面上の前記位置までの高度が測定される場合は、これを最新の測定高度として保存かつ使用して、前記受信機から地球中心までの測定地心レンジと前記受信機が算出する計算位置座標の最新の値を用いて求められる計算地心レンジとの差である高度偏差を決定する高度偏差決定手段と、前記測距電波源が前記測距信号を送信する時刻基準と前記受信機の前記クロックが維持する時刻基準との時間差、即ちクロック・オフセットが測定される場合は、前記クロック・オフセットに測距信号の伝搬速度を掛けて算出される値を最新の測定レンジ・オフセットとして保存かつ使用して、測定レンジ・オフセットと計算レンジ・オフセットとの差であるレンジ・オフセット偏差を決定するレンジ・オフセット偏差決定手段と、前記測定位置座標、前記測定高度および前記測定レンジ・オフセットからなる補正用測定データの各誤差の標準偏差と前記測定レンジの誤差の標準偏差との偏差比率と、前記補正用測定データの各々が測定によって取得され、最新の測定データとして保存した時点からの経過時間および保存した時点からの前記補正用測定データの予想される変動量の分散値を用いて定義されたパラメータである誤差特性係数を決定する誤差特性係数決定手段と、前記受信機と前記測距電波源とを結ぶ方向の単位ベクトル並びに前記誤差特性係数を用いて、前記レンジ偏差、前記測位較正基準偏差、前記高度偏差および前記レンジ・オフセット偏差から成る測定データ偏差値と、前記受信機が算出した最新の計算位置座標と前記受信機の真の位置座標との偏差即ち位置偏差、および前記受信機が算出した最新の計算レンジ・オフセットと真のレンジ・オフセットとの偏差即ちレンジ・オフセット偏差から成る測位計算データ偏差値との関係を規定する回帰モデルを構成し、前記受信機の前記計算位置座標および計算レンジ・オフセットを最良に更新する最適測位計算処理手段を具備して成り、前記測定レンジ数の増減、前記補正用測定データの有無、測定データの誤差の統計的性質および補正用データの測定の頻度に関わらず、統計的処理によって最良の測位精度の達成を可能とする高機能測位端末装置。
IPC (2件):
G01S 5/14 ,  G01S 5/02

前のページに戻る