特許
J-GLOBAL ID:200903065535541620

ガスタービンシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 半田 昌男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-123437
公開番号(公開出願番号):特開2000-314326
出願日: 1999年04月30日
公開日(公表日): 2000年11月14日
要約:
【要約】【課題】 タービンの運転を停止することなく、燃料を低カロリーガスから補助燃料に切り替えることができるガスタービンシステムを提供する。【解決手段】 運転状態切替入力部72から燃料を低カロリーガスから補助燃料に切替える旨の指示が送られると、制御装置80は、流量調整弁28,38を制御して、低カロリーガスの流量を減らすと共に低カロリーガスの減少した分の流量に応じて窒素の流量を増やす。次に、流量調整弁28,38,48,68を制御して、低カロリーガスと窒素との体積比を一定に保ったまま低カロリーガスと窒素との混合ガスの流量を減らし、混合ガスの減少した分の流量に応じて且つ混合ガスの爆発限界の範囲に入らないように空気の流量を増やすと共に、空気の増加した分の流量に応じて補助燃料の流量を増やす。かかる制御を繰返すことにより、第一圧縮機11に空気のみを供給し、補助燃料による運転に切り替える。
請求項(抜粋):
低カロリーガスを主燃料として使用し、主燃料圧縮機で圧縮された前記低カロリーガスを燃焼器で燃焼し、前記燃焼器で得られた燃焼ガスによりタービンを運転するガスタービンシステムにおいて、前記低カロリーガス、不活性ガス及び空気を前記主燃料圧縮機に供給するための主燃料供給設備と、補助燃料を前記燃焼器に供給するための補助燃料供給設備と、前記低カロリーガス、前記不活性ガス、前記空気及び前記補助燃料の各々について流量を調整する流量調整手段と、前記低カロリーガスによる前記タービンの運転から前記補助燃料による前記タービンの運転に切り替える旨の指示を入力するための入力手段と、前記入力手段から前記指示が入力されたときに、前記低カロリーガスの流量を減らし、前記低カロリーガスの減少した分の流量に応じて前記不活性ガスの流量を増やすと共に、前記低カロリーガスと前記不活性ガスとの体積比を一定に保ったまま前記低カロリーガスと前記不活性ガスとからなる混合ガスの流量を減らし、前記混合ガスの減少した分の流量に応じて且つ前記混合ガスの爆発限界の範囲に入らないように前記空気の流量を増やし、前記空気の増加した分の流量に応じて前記補助燃料の流量を増やすように、前記各流量調整手段を制御することにより、前記主燃料圧縮機に前記空気のみを供給し、前記補助燃料による前記タービンの運転に切り替える制御手段と、を具備することを特徴とするガスタービンシステム。

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