特許
J-GLOBAL ID:200903065585342238

回転体の回転位置検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-145979
公開番号(公開出願番号):特開平5-340751
出願日: 1992年06月05日
公開日(公表日): 1993年12月21日
要約:
【要約】【目的】 気筒判別センサの様な回転位置検出センサにおいて、エンジン始動時の様な回転体の回転開始直後から回転位置を検出すること。【構成】 半周分の歯と半周分の溝とを有する気筒判別用ロータと磁気ピックアップ装置とを用いた気筒判別センサにおいて、エンジン始動時には、ロータの歯とピックアップ位置に関係なくニ値化出力DOを強制的に設定する(S200)。次に、ロータの回転に伴う磁気出力Diを基準値Drと比較した差分Sn=Di-Drが0以上なら差分最上位ビット信号Sn(MSB) に「0」を(S220)、負ならSn(MSB) に「1」をセットする(S230)。そして、差分信号Snがヒステリシス幅HYS を越えたらニ値化出力DOの再設定をする(S250)。このエンジン始動直後最初の再設定において信号が反転しない場合は短い擬似パルスとなるカウンタ反転信号-CT が出力され(S270)、反転するならば、回転位置信号SOとしてそのままニ値化出力DOが出力される(S280)。
請求項(抜粋):
検出歯を有する回転体と、該回転体の近傍に配設され、回転体の回転に伴って前記検出歯が近づいたり遠ざかったりするのに応じて繰り返し変化する信号を出力するピックアップ手段と、該ピックアップ手段の出力する繰り返し信号の変化状態から、前記検出歯がピックアップ手段に対して近づいた状態から遠ざかる状態へと切り換わるタイミングと、前記検出歯がピックアップ手段に対して遠ざかった状態から近づく状態へと切り換わるタイミングとを検出する切換タイミング検出手段と、該切換タイミング検出手段の検出に基づいて、前記検出歯がピックアップ手段に対して近づいた状態にあるときに対する第1の出力レベルの信号と、前記検出歯がピックアップ手段に対して遠ざかった状態にあるときに対する第2の出力レベルの信号との間で切り換わるパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、該パルス信号出力手段の出力するパルス信号の出力レベルの切り換わりタイミングに基づいて前記回転体の回転位置を検出する回転位置検出手段とを備えた回転体の回転位置検出装置において、前記回転体が停止状態から回転し始めるとき、前記パルス信号出力手段の出力レベルの初期値として、前記第1又は第2の出力レベルの内、予め定めた一方の出力レベルを強制的に設定する強制設定手段と、前記ピックアップ手段の出力する繰り返し信号の変化状態から、前記切換タイミング検出手段が最初の切換タイミングを検出するとき、当該検出に対応して前記パルス信号出力手段が出力する第1又は第2の出力レベルの出力信号によって前記強制的に設定された出力レベルが反転することとなるか否かを判断する判断手段と、該判断手段が、前記強制的に設定された出力レベルが反転しないことになると判断した場合には、前記最初の切換タイミングの検出に対応して、前記回転位置検出手段に対し、擬似的に切換タイミングを表す擬似切換信号を出力する擬似切換信号出力手段とを備えたことを特徴とする回転体の回転位置検出装置。
IPC (3件):
G01B 21/22 ,  F02D 45/00 362 ,  G01D 5/245 102

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