特許
J-GLOBAL ID:200903065588041026

鉄筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通気装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川成 靖夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-253876
公開番号(公開出願番号):特開平10-077696
出願日: 1996年09月03日
公開日(公表日): 1998年03月24日
要約:
【要約】【課題】 従来の住宅における居室の床にはコンクリートスラブの上に仕上材として遮音等級L-55程度の木質系床材またはじゅうたんを使用している。しかし、下階の住居に音が伝わるなどの問題がある。【解決手段】 住宅における居室の床面用コンクリートスラブ2A1の上面に設けられた下方防音通気装置部3、壁面用コンクリートスラブ2A2の室内側に設けられた内方防音通気装置部4、天井面用コンクリートスラブ2A3の下面に設けられた上方防音通気装置部5、壁面用コンクリートスラブ2A2の上方に配設された換気口部6から構成されている。
請求項(抜粋):
鉄筋コンクリート造りの住宅(2)における床面用コンクリートスラブ(2A1)と、この床面用コンクリートスラブの前後左右の壁面用コンクリートスラブ(2A2)と、壁面用コンクリートスラブの上方に連設された天井面用コンクリートスラブ(2A3)から構成されている居室(2A)において、床面用コンクリートスラブ(2A1)の上面に設けられた下方防音通気装置部(3)と、壁面用コンクリートスラブ(2A2)の室内側に設けられた内方防音通気装置部(4)と、天井面用コンクリートスラブ(2A3)の下面に設けられた上方防音通気装置部(5)と、壁面用コンクリートスラブ(2A2)の上方に配設された換気口部(6)から構成され、下方防音通気装置部(3)は、床面用コンクリートスラブ(2A1)の上面に所定間隔で配設された床束(3A)と、当該床面用コンクリートスラブ(2A1)の上面に直接敷設された下方断熱層(3B)と、この下方断熱層の上面に水平状態で設けられた通気用空間(3C)と、通気用空間(3C)の上面に張設された上方断熱層(3D)と、床束(3A)の上面に張設されたベニヤ板(3E)から構成され、内方防音通気装置部(4)は、壁面用コンクリートスラブ(2A2)の内面に施された発泡ウレタンによる断熱層(4A)と、この断熱層(4A)の内面に垂直状態で形成された通気用空間(4B)と、通気用空間(4B)の内側に張設されたプラスターボード(4C)から構成され、上方防音通気装置部(5)は、天井面用コンクリートスラブ(2A3)の下面に所定間隔で配設された釣木(5A)と、この釣木の下端に取付けられた経鉄(5B)と、天井面用コンクリートスラブ(2A3)の下面に直接添着された上方断熱層(5C)と、この上方断熱層の下面に水平状態で形成された上方通気用空間(5D)と、上方通気用空間(5D)の下側に張設された下方断熱層(5E)と、下方断熱層(5E)の下面に水平状態で形成された下方通気用空間(5F)と、下方通気用空間(5F)の下面に経鉄(5B)を利用して張設されたプラスターボード(5G)と、このプラスターボード(5G)の上面に張設された薄手の吸音フェルト(5H)から構成され、下方防音通気装置部(3)における通気用空間(3C)と、内方防音通気装置部(4)における通気用空間(4B)と、上方防音通気装置部(5)における上方通気用空間(5D),下方通気用空間(5F)とは互いに連通連結され、換気口部(6)は、壁面用コンクリートスラブ(2A2)の上方部分に室内と外気を連結する状態で取付けられ、当該換気口部(6)は通気用空間(4B)と連通していることを特徴とする鉄筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通気装置。
IPC (3件):
E04B 1/82 ,  E04B 1/70 ,  E04F 15/18 601
FI (3件):
E04B 1/82 W ,  E04B 1/70 B ,  E04F 15/18 601 J

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