特許
J-GLOBAL ID:200903065655373683

インスリン産生細胞のための方法、成分並びに成長および分化因子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 谷 義一 ,  阿部 和夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-508268
公開番号(公開出願番号):特表2006-506047
出願日: 2003年05月28日
公開日(公表日): 2006年02月23日
要約:
分化した非ホルモン産生膵臓細胞を分化したホルモン産生膵臓細胞に転換するための方法が開示される。本方法は2つのステップを具える。第1は、分化した非ホルモン産生膵臓細胞を幹細胞に転換する条件下で細胞を培養すること、第2は、ホルモン産生細胞への幹細胞の分化を提供する条件下で幹細胞を培養することである。本発明は、結果的にホルモン産生細胞、特にインスリン産生細胞への分化を行わせるために幹細胞に与える成長および分化因子を定める。本発明は、糖尿病治療などの治療用として現在では入手できない大量のインスリン産生細胞などのホルモン産生細胞の新たな供給源を提供する。
請求項(抜粋):
分化した非ホルモン産生膵臓細胞を分化したホルモン産生膵臓細胞に転換する方法であって、 a)基礎培地を含む第1細胞培養培地をもつ第1細胞培養システム中で、血清とともにまたは血清なしに、かつ成長因子とともにまたは成長因子なしに、前記分化した非ホルモン産生膵臓細胞を培養するステップであって、前記分化した非ホルモン産生膵臓細胞の幹細胞への転換を提供する条件下で行われる当該ステップ;および、 b)グループAから選択した少なくとも1つの成分およびグループBから選択した少なくとも1つの成分を含む第2細胞培養培地をもつ第2細胞培養システム中で前記幹細胞を培養するステップであって、ホルモン産生細胞への前記幹細胞の分化を提供する条件下で行われる当該ステップ、を具え、 前記グループAの成分は、ベータセルリン、アクチビンA、BMP-2、TGF-β、SRII、DMSO、ソニックヘッジホッグ、ラミニン、メトエンケファリン、DMFおよびコレラ毒素Aからなるグループから選択され、 前記グループBの成分は、アクチビンA、心房性ナトリウム利尿ペプチド、ベータセルリン、骨形成タンパク質(BMP-2)、骨形成タンパク質(BMP-4)、Cナトリウム利尿ペプチド(CNP)、セルレイン、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP-α)、コレシストキニン(CCK8-アミド)、コレシストキニンオクタペプチド(CCK8-硫酸化)、コレラ毒素Bサブユニット、コルチコステロン(ライヒシュタイン物質H)、デキサメタゾン、DIF-1、ディファアニソールA、ジメチルスルホキシド(DMSO)、EGF、エンドセリン1、エキセンディン4、酸性FGF、FGF2、FGF7、FGFb、ガストリンI、ガストリン放出ペプチド(GRP)、グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)、グルコース、成長ホルモン、肝細胞成長因子(HGF)、IGF-1、IGF-2、インスリン、KGF、ラクトゲン、ラミニン、ロイエンケファリン、白血病抑制因子(LIF)、メトエンケファリン、n-酪酸、神経成長因子(β-NGF)、ニコチンアミド、n-n-ジメチルホルムアミド(DMF)、副甲状腺ホルモン関連ペプチド(Pth II RP)、PDGF AA+PDGF BB MIX、PIGF(胎盤GF)、プロゲステロン、プロラクチン、プトレッシン二塩酸塩ガンマ線照射細胞培養、REG1、レチノイン酸、セレン、亜セレン酸、ソニックヘッジホッグ、大豆トリプシンインヒビター、P物質、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、TGF-α、TGF-β sRII、TGF-β1、トランスフェリン、トリヨードチロニン(T3)、トロロックス、血管作用性小腸ペプチド(VIP)、VEGF、ビタミンA、およびビタミンEからなるグループから選択される、方法。
IPC (1件):
C12N 5/06
FI (1件):
C12N5/00 E
Fターム (8件):
4B065AA93X ,  4B065AC14 ,  4B065BB02 ,  4B065BB05 ,  4B065BB19 ,  4B065BB20 ,  4B065BB34 ,  4B065CA44
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 米国特許第5,834, 308号明細書
  • 米国特許第6,001, 647号明細書
  • 米国特許第6,326, 201号明細書
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