特許
J-GLOBAL ID:200903065671474953

静電分散有機樹脂被膜の形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮崎 新八郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-198581
公開番号(公開出願番号):特開平10-034070
出願日: 1996年07月29日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】クロメート処理した鋼板表面に潤滑性,耐指紋性等を付与するための有機樹脂被膜を形成すると、樹脂被膜が電気絶縁層となり鋼板のスポット溶接性が阻害される。樹脂被膜の潤滑性,耐指紋性等を損なわずに良好な溶接性が得られる樹脂被膜形成方法を提供する。【解決手段】鋼板表面に有機樹脂エマルジョン(樹脂液)の微細粒滴を静電霧化により分散塗布し、熱風吹き付け処理を施す。樹脂液塗布前の鋼板温度は80°C以下、塗布後の熱風吹き付け温度は100〜700°C、風速は5〜30m/秒とする。鋼板表面の樹脂液粒滴は、熱風吹き付けにより流動偏平化し、ミクロ的不連続膜面形態を呈する薄膜の樹脂被膜が形成される。この樹脂被膜の形態制御効果として、溶接抵抗が低減し良好な溶接性(溶接部の強度確保、溶接電極の耐用寿命向上等)が得られ、また耐食性も向上する。
請求項(抜粋):
クロメート処理された鋼板の表面に、有機樹脂エマルジョンを静電霧化して均一に分散付着させ、加熱乾燥することによりミクロ的な不連続膜面形態を有する有機樹脂被膜を形成する方法において、処理前の鋼板温度を80°C以下とし、有機樹脂エマルジョンを静電霧化して鋼帯表面に均一に分散付着させた後、温度: 100〜700°C、風速: 5〜30m/秒の熱風を吹き付けることにより、鋼板表面に付着している有機樹脂エマルジョンの微細粒滴を偏平化すると共に乾燥固着させることを特徴とする静電分散有機樹脂被膜の形成方法。
IPC (5件):
B05D 3/02 ,  B05B 5/00 ,  B05D 1/04 ,  B05D 7/14 ,  C23C 22/82
FI (5件):
B05D 3/02 D ,  B05B 5/00 ,  B05D 1/04 L ,  B05D 7/14 G ,  C23C 22/82

前のページに戻る