特許
J-GLOBAL ID:200903065681481737

パルス幅とゲインを自動設定するOTDR

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-344185
公開番号(公開出願番号):特開平7-174666
出願日: 1993年12月17日
公開日(公表日): 1995年07月14日
要約:
【要約】【目的】 光ファイバ3の測定波形が一定以上のS/N比で得られ、光出力のパルス幅およびゲインを自動的に選択するOTDRを提供する。【構成】 LD1は光パルスのパルス幅を最小に、波高値を最大にして光パルスを光ファイバ3に出射する。レベル判定回路8は測定波形のレベルを判定し、CPU11は測定値が飽和しなくなるまで段階的に波高値を下げるよう波高値可変回路1Bに指令する。S/N比演算回路9Bは測定波形の信号レベルと雑音レベルからS/N比を計算し、S/N比出力が規定値以上のときは、測定波形を表示器に表示する。S/N比出力が規定値未満のときは、光パルスのパルス幅が最大値の範囲内において段階的にパルス幅を広げるようパルス幅可変ジェネレータ1Aに指令する。
請求項(抜粋):
レーザダイオード(1) から出射する光パルスを光方向性結合器(2) に入射し、前記光パルスを光ファイバ(3) に入射し、光ファイバ(3) からの戻り光を光方向性結合器(2) で分離し、受光素子(4A)で光電変換し、受光素子(4A)の出力を増幅回路(4B)で増幅し、増幅回路(4B)のアナログ出力をA/D変換器(5) でディジタル出力に変換し、前記ディジタル出力をメモリ(6) に書き込み、メモリ(6) を読み込み光ファイバ(3) の状態を表示器(7) に表示するOTDRにおいて、前記光パルスのパルス幅を変えるパルス信号を出力するパルス幅可変ジェネレータ(1A)と、前記パルス信号によるパルス出力をレーザダイオード(1) に出力し、前記パルス信号の電流値を変えることにより前記光パルスの波高値を変える波高値可変回路(1B)と、A/D変換器(5) のディジタル出力が入力され、前記ディジタル出力が飽和しているかを判定するレベル判定回路(8) と、A/D変換器(5) のディジタル出力が入力され、光ファイバ(3) の測定波形を微分し、前記測定波形の雑音成分を抽出する微分回路(9A)と、微分回路(9A)の雑音レベルとメモリ(6) から読み込まれた信号レベルからS/N比を計算するS/N比演算回路(9B)とを備え、CPU(11)は前記光パルスのパルス幅を最小となるように、前記光パルスの波高値が最大となるようそれぞれパルス幅可変ジェネレータ(1A)と波高値可変回路(1B)に指令し、前記設定で光パルスを出射してレベル判定回路(8) の判定出力からCPU(11)は光ファイバ(3) の測定波形が飽和しなくなるまで段階的に波高値を下げるよう波高値可変回路(1B)に指令し、S/N比演算回路(9B)のS/N比出力が規定値以上のときは、CPU(11)は光ファイバ(3) の状態を表示器(7) に表示指令し、S/N比演算回路(9B)のS/N比出力が規定値未満のときは、CPU(11)は前記光パルスのパルス幅が最大値の範囲内において段階的にパルス幅を拡げるようパルス幅可変ジェネレータ(1A)に指令し、最適条件で光ファイバ(3) の状態を表示器(7) に表示指令することを特徴とするパルス幅とゲインを自動設定するOTDR。

前のページに戻る