特許

J-GLOBAL ID：200903065684554913

耐酸化性部材及びその製造方法

発明者： 松本 和久 ,  藤岡 尚起 ,  三浦 健藏
出願人/特許権者： 財団法人石油産業活性化センター ,  三井造船株式会社
代理人 (1件)： 重野 剛
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-071500
公開番号（公開出願番号）：特開平8-268783
出願日： 1995年03月29日
公開日（公表日）： 1996年10月15日
要約：

【要約】【目的】 繊維強化セラミックスの耐酸化性を高める。【構成】 基体1の凹部1AにSiセラミック(SiC,Si3 N4 )とB4 Cの充填層3を形成し、その表面にSiC又はSi3 N4 のCVD被膜4を形成する。【効果】 最外表面のSiC又はSi3 N4 のCVD被膜の保護効果で良好な耐酸化性が得られる。このCVD被膜は、基体とCVD被膜との線熱膨張係数の差や基体の強化繊維の異方性等により、特に、基体の凹部近傍において、クラックが入り易いが、CVD被膜にクラックが入り、この部分から酸素の侵入が起こった場合であっても、凹部に形成したSi-B充填層がまず酸化されてクラックの先端部分に緻密なB2 O3 -SiO2 系ガラス相を形成することにより、クラックを封止し、酸素が基体に達することを防止する。基体が酸素に接触することが防止され、基体の酸化劣化が抑制される。

請求項（抜粋）：

表面に多数の凹部を有する繊維強化セラミックスよりなる基体と、該凹部に充填された、Si及びBを含んだ、セラミックの粉末及び/又はウィスカーとからなる部材本体;並びに該部材本体の外面に形成されたSiC又はSi3 N4 の化学気相蒸着被膜;を備えることを特徴とする耐酸化性部材。

IPC (2件)：

C04B 41/89 ,  C04B 35/80

FI (2件)：

C04B 41/89 A ,  C04B 35/80 F

引用特許：

審査官引用 (4件)

• 特開平4-332637
  
• セラミック複合材料の被覆方法及びその製品
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平1-800043   出願人：クロマロイ・ガス・タービン・コーポレーション
• 特開平4-187583
  
• 特開昭61-091084