特許
J-GLOBAL ID:200903065698338024

超音波センサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉田 政彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-068813
公開番号(公開出願番号):特開平5-273345
出願日: 1992年03月26日
公開日(公表日): 1993年10月22日
要約:
【要約】【目的】ドップラー効果を利用した移動検知方式と反射パターンの比較を利用した存在検知方式とを併用した超音波センサにおいて、多数の静止物体が各々異なる距離で監視空間内に存在するような場合でも、侵入物体の検知を可能とする。【構成】移動検知方式による物体の移動検知の前後に、存在検知方式による物体からの反射パターンを時系列的に記憶して比較し、不一致ならば侵入物体が存在すると検知する。反射パターンのゲート内で占める割合が通常よりも多いと、ゲート内パターン判断回路20で判断されたときは、移動検知信号だけで侵入物体の存在検知ができるように、オフディレー時間を通常よりも長く設定する。【効果】ブラインド等の反射面の多い静止物体が含まれる周囲環境で使用する場合でも、確実な動作を保証することができる。
請求項(抜粋):
発振器から出力される信号により駆動されて監視空間内に超音波を送波する送波器と、前記監視空間内に存在する物体からの反射波を受波する受波器を備え、前記物体が移動したときにドップラー効果によって受波信号に生じる周波数偏移成分を検出して侵入物体の移動を検知する第1の検知方式と、送波器から超音波パルスを送波して受波器により物体からの反射波を受波することにより監視空間内の物体の存在を検知する第2の検知方式とを一定時間毎に交互に切り替える手段と、第1の検知方式の検知信号が得られる前の第2の検知方式の検知信号を時系列的に記憶する第1の記憶回路と、第1の検知方式の検知信号が得られた後の第2の検知方式の検知信号を時系列的に記憶する第2の記憶回路と、第1及び第2の記憶回路の記憶内容を比較する比較回路と、比較回路の比較結果が一致しないときに侵入物体が存在すると判別する検知判断回路とを備えた超音波センサにおいて、第1の記憶回路に記憶された反射波の検知信号がゲート内で占める割合を判定するゲート内パターン判断回路を備え、前記割合が所定割合未満であれば前記検知判断回路は前記比較回路の比較結果が一致しないときに検知出力を発生すると共に、検知出力が終了するまでの遅延時間として第1のオフディレー時間を設定し、前記割合が所定割合以上であれば前記検知判断回路は第1の検知方式のみで検知出力を発生すると共に、検知出力が終了するまでの遅延時間として第2のオフディレー時間を設定し、第2のオフディレー時間は第1のオフディレー時間よりも長く設定したことを特徴とする超音波センサ。
IPC (3件):
G01S 15/52 ,  G01S 7/52 ,  G01S 15/87
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭62-131221

前のページに戻る