特許
J-GLOBAL ID:200903065726866716

光干渉角速度計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-120855
公開番号(公開出願番号):特開平10-311729
出願日: 1997年05月12日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 光ファイバループの熱的時間依存性外乱に起因する出力誤差を、光ファイバループの巻線工数を増加させない方法で防止する。【解決手段】 光源1-第1光ファイバカプラ3-第2光ファイバカプラ7が順次光ファイバストリング2により接続され、第1光ファイバカプラ3の分岐用ポートに偏光ビームスプリッタ22が接続される。第2光ファイバカプラ7の両出力ポートに光ファイバループ8の両端が接続される。該スプリッタで分岐されたx,y偏波成分は受光器10a,10bでそれぞれ光電変換され、更に同期検波器11a,11bでそれぞれ検波され、光ファイバループ8の両廻り光の干渉光強度が検出される。検波器11a,11bの出力の差が減算器23で検出され、その検出出力が乗算手段24により補正係数と乗算されて光ファイバループの温度による膨張収縮の影響に対する補正信号が生成される。その補正信号と一方の同期検波器の出力との差が入力角速度の検出信号として減算器23で検出される。
請求項(抜粋):
光源に第1光導波路を通じて第1光分岐結合手段の入力ポートが接続され、その第1光分岐結合手段の出力ポートに第2光導波路を通じて第2光分岐結合手段が接続され、該第2光分岐結合手段の2つの出力ポートに光ファイバループの両端がそれぞれ接続され、該第1光分岐結合手段の分岐用ポートに偏光ビームスプリッタが接続され、該第2光分岐結合手段と該光ファイバループによりセンシングループが構成され、該第1,第2光導波路が共にx,y偏波モードを有する偏波維持性光導波路より成り、該光ファイバループが、複屈折性偏波維持性光ファイバループより成り、x,y偏波モードで励振され、該偏光ビームスプリッタにより分岐、出力されたx,y偏波成分は第1,第2受光器にそれぞれ入力され、該光ファイバループのx及びy偏波モードにおける両廻り光の干渉光強度がそれぞれ検出され、該第1,第2受光器の出力信号成分の差が第1減算器で検出され、該第1減算器の出力が乗算手段により所定の補正係数と乗算されて、該光ファイバループの温度による膨張収縮の影響に対する補正信号が生成され、その補正信号と該第1,第2受光器の一方の出力信号成分との差が入力角速度の検出信号として第2減算器で検出されることを特徴とする光干渉角速度計。

前のページに戻る