特許
J-GLOBAL ID:200903065734610470

乾式分析素子を用いる2ステップキャリブレーション方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-124399
公開番号(公開出願番号):特開平10-019784
出願日: 1996年05月20日
公開日(公表日): 1998年01月23日
要約:
【要約】【課題】 乾式分析素子を用いて生化学分析又は免疫分析を行なう際に、分析素子の製造ロット間隔差の他に乾式分析素子の経時変化や分析操作に使用する分析装置の機器間隔差による測定値の変動を補正して除去する。【解決手段】 各種要因に基づく測定対象成分の測定濃度値の変動分を除去し得る校正曲線を2段階にわけて2つの校正曲線として作成し、基本検量線を利用して得られる測定対象成分の測定濃度値を2つの校正曲線を用いて補正を施して2段階で補正する。第1のステップでは乾式分析素子の製造ロット間隔差による測定値の変動分を除去するように、基本検量線(図3)を利用して得られる測定対象成分の測定濃度値を第1の校正曲線(図4)を用いて補正を施し、次に、第2のステップで乾式分析素子の経時変化及び分析装置の機器間隔差による測定値の変動分を除去するように、前記の第1ステップで得られた測定対象成分の補正測定濃度値を、さらに第2の校正曲線(図1)を用いて補正を施す。
請求項(抜粋):
基準ロットの乾式分析素子を用いた場合における特定の測定対象成分の濃度または活性(以下単に濃度という)と光学濃度または対応する他の物理量との対応関係を表す関数として基本検量線を設定しておき、前記基準ロットと異なる製造ロットの乾式分析素子を用いて液体試料中の特定の測定対象成分の濃度値または活性値(以下単に濃度値という)を定量分析する前に、前記基本検量線を用いて得られる濃度値を校正する方法において、(1)前記乾式分析素子の前記基準ロットと異なる製造ロットにおける複数個の前記素子に、前記測定対象成分の濃度値が既知でかつ濃度の異なる複数レベルの第1の標準液を各々点着し、その点着された前記素子について前記測定対象成分の濃度値の測定を前記基本検量線を用いて行い、得られた濃度値を、前記基準ロットの乾式分析素子および前記基本検量線を用いて得られる測定値に実質的に一致させる補正をするための第1の校正曲線を得る第1のステップ、(2)被検体である液体試料について前記測定対象成分の濃度値を定量分析する前に、前記定量分析に使用される分析装置を用い、前記定量分析に使用される製造ロットの乾式分析素子に、前記測定対象成分の濃度値が既知でかつ濃度の異なる所定レベルの第2の標準液を点着し、その点着された前記素子について前記基本検量線を用いて前記測定対象成分の濃度値を求め、ついで得られた濃度値から前記第1の校正曲線により補正した濃度値を求め、さらに得られた前記の補正した濃度値を、前記基準ロットの乾式分析素子および前記基本検量線を用いて得られる測定値に実質的に一致させる補正をするための第2の校正曲線を得る第2のステップ、の2つのステップからなることを特徴とする乾式分析素子を用いる2ステップキャリブレーション方法。
IPC (2件):
G01N 21/75 ,  G01N 21/78
FI (2件):
G01N 21/75 B ,  G01N 21/78 A
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-216463
  • 特開平2-216463
  • 特開平2-216463

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