特許
J-GLOBAL ID:200903065736279037

放射線分光に対する較正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 宣行
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-538531
公開番号(公開出願番号):特表2001-517304
出願日: 1998年02月13日
公開日(公表日): 2001年10月02日
要約:
【要約】多種の放射性対象物の放射性強度を測定するために、50から700keVの広いエネルギー範囲にわたって、検出器からの距離が0から50メートルの広い範囲にわたって、検出器の前方から後方に至るサンプルの角度位置の広い範囲にわたって、コリメータを有するあるいは有さないいずれの場合についても、放射性検出器を較正して用いる方法。この方法においては、数学的較正が、線源ベースの検出器特徴付け測定に従うMCNP/EMLの組み合わされた方法から拡張され、実行されており、その場での環境測定やその場でのガンマ線分光分析法用であり、ボックス、ドラム、パイプのような多くの大型サンプルを正確に測定し、あるいは小型の実験室型サンプルを較正し、さらに、結果が数分で得られ、かつ放射性廃棄物を生じない。
請求項(抜粋):
放射性対象物の放射能を測定するために放射線検出器を較正および使用する方法であって、(a)前記検出器周囲の環境において複数個の効率較正点位置を画定することにより前記検出器を特徴付けるステップ;(b)前記効率較正点位置の各々において少なくとも一つのエネルギーを較正源に与えるステップ;(c)前記効率較正点位置を前記検出器周りの少なくとも一つの特徴付け領域に分割するステップ;(d)各々の前記少なくとも一つのエネルギーに対して前記較正点位置の各々における効率を決定するステップ;(e)エネルギー、角度、および前記検出器からの距離の関数として絶対効率を記述する少なくとも一つの検出器特徴付け方程式を与えるステップ;(f)前記放射性対象物の形状を標準試料の形状を有する種々のモデルと比較し、前記放射性対象物の前記形状に類似の形状を持つモデルを選択し、そして、前記モデル内の少なくとも一つの放射性線源領域の組成及び位置を記述するために必要な全てのパラメータを前記モデルに入力し、全ての減衰材料の位置及び組成を前記モデルに入力し、そして、前記少なくとも一つの放射性線源領域に関して検出器位置とその配向を前記モデルに入力するステップ;(g)前記少なくとも一つの放射性線源領域を多数のボクセルに分割するステップ;(h)前記多数のボクセルの各々の内に特定の点の位置を画定するステップ;(i)ステップ(e)記載の前記少なくとも一つの検出器特徴付け方程式を用いて特定の点の位置における効率を決定するステップ;(j)特定のエネルギーにおける全ての前記多数のボクセルに対してステップ(h)から(i)を反復するステップ;(k)前記モデルが多重放射性線源領域を含んでなるとき、ステップ(g)から(j)を反復し、前記多重放射性線源領域の各々における放射能の特定の相対的濃度に比例して各々の多重放射性線源領域に対するデータを足し合わせるステップ;(l)全ての必要なエネルギーに対してステップ(g)から(k)を反復して、前記必要なエネルギーの各々に対する最終効率を計算するステップ;(m)前記計算された最終効率を用いて前記検出器を効率較正するステップ;及び(n)前記効率較正された検出器を用いて前記放射性対象物の放射能を測定するステップを含んでなる方法。
IPC (3件):
G01T 7/00 ,  G01T 1/17 ,  G01T 1/16
FI (3件):
G01T 7/00 C ,  G01T 1/17 E ,  G01T 1/16 A

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