特許

J-GLOBAL ID：200903065740000314

黒色系感熱転写シート

発明者： 望月 秀洋 ,  川原 真哉 ,  大西 正男 ,  清柳 正幸
出願人/特許権者： 株式会社リコー ,  日本化薬株式会社
代理人 (1件)： 川口 義雄 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-331192
公開番号（公開出願番号）：特開平10-166744
出願日： 1996年12月11日
公開日（公表日）： 1998年06月23日
要約：

【要約】【課題】 階調性に優れ、色濃度の高い極めてブラック色の画像が得られ、更には色再現性が良好で耐光性、耐候性、耐熱性、耐熱移行性に優れる画像記録ができる感熱転写シートの開発。【解決手段】特定範囲のイエロー色素の少なくとも一種、特定範囲のマゼンタ色素の少なくとも一種および特定範囲のシアン色素の少なくとも一種を含む色材層を有することを特徴とする黒色系感熱転写シート。

請求項（抜粋）：

ベースフィルム上に、下記一般式(1)〜(4)で示されるイエロー色素の少なくとも一種、一般式(5)〜(8)で示されるマゼンタ色素の少なくとも一種および一般式(9)〜(12)で示されるシアン色素の少なくとも一種を含む色材層を有することを特徴とする黒色系感熱転写シート。【化1】【化2】(式(1)中、X1 およびX2 はそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表し、R1 は水素原子、アルキル基、アルコキシアルキル基、アリル基または置換もしくは未置換のアリール基を表す。式(2)中、R2 は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、置換もしくは未置換のアルキル基またはアルコキシ基を表し、R3 は水素原子、アルキル基、置換もしくは未置換のアルコキシアルキル基、アラルキル基、シアノアルキル基、塩素原子または臭素原子で置換されたアルキル基、置換または未置換のフェニル基、シクロアルキル基、アリル基、複素環式基で置換されたアルキル基または複素環式基で置換されたアルコキシアルキル基を表す。式(3)中、X3 は水素原子、塩素原子または臭素原子を表し、R4 はアルキル基、塩素原子または臭素原子で置換されたアルキル基、置換もしくは未置換のフェニル基を表す。式(4)中、Y1 およびY2 はそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、アシルアミノ基、アルコキシカルボニル基、アルキルスルホニル基またはハロゲン原子を表し、Y3 、Y4 、Y5およびY6 はそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子またはヒドロキシ基を表す。式(5)中、X4 、X5 はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子またはシアノ基を表す。但し、X4 とX5 が同時に水素原子を表すことはない。Y7 およびY8 はそれぞれ独立に水素原子、置換もしくは未置換のアルキル基、ハロゲン原子、置換もしくは未置換のアミノ基または置換もしくは未置換の水酸基を表し、Zは環を形成できる連結基を表す。式(6)中、X6 およびX7 はそれぞれ独立して水素原子、塩素原子または臭素原子を表す。但し、X6 とX7 が同時に水素原子を表すことはない。Y9 は水素原子、アルキル基、アシルアミノ基を表し、R5 およびR6 はそれぞれ独立してアルキル基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシアルキル基、フェニルアルキル基、シアノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルオキシアルキル基、ヘテロ環置換アルキル基または置換基を有してもよいアリール基を表す。式(7)中、Y10は水素原子、アルキル基、塩素原子または臭素原子を表し、R7 およびR8 はそれぞれ独立してアルキル基を表す。式(8)中、Y11は水素原子、アルキル基、アシルアミノ基を表し、R9 およびR10はそれぞれ独立してアルキル基、アリル基、シアノアルキル基またはフェニルアルキル基を表す。式(9)中、Y12はアルキル基またはアシルアミノ基を表し、R11は置換もしくは未置換のアルキル基を表し、ArはC1 〜C4 のアルキレンを表す。式(10)中、Y13は塩素原子、アルキル基またはアシルアミノ基を表し、Y14は水素原子、アルコキシ基を表し、R12およびR13はそれぞれ独立してアルキル基を表す。式(11)中、R14は水素原子、アルキル基、アリル基、ベンジル基、クロロベンジル基、ニトロベンジル基、フェネチル基、アルコキシカルボニルアルキル基、フェノキシエトキシカルボニルアルキル基、シアノアルキル基を表し、R15およびR16はそれぞれ独立してアルキル基、アリル基、アルコキシエチル基、アリロキシエチル基、フェノキシエチル基、フェニルアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基またはフェノキシエトキシカルボニルアルキル基を表す。式(12)中、X8 およびX9 はそれぞれ独立してハロゲン原子またはシアノ基を表す。但し、X8 、X9 が同時にハロゲン原子を表すことはない。Y15は水素原子、アルキル基、ホルミルアルキル基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニルアルキル基、置換もしくは未置換のベンゾイルアミノ基、置換もしくは未置換のアルコキシカルボニルアルキル基、トリフロロメチル基またはハロゲン原子を表し、Y16は水素原子、低級アルキル基、置換もしくは未置換のアルコキシ基またはハロゲン原子を表し、R17およびR18はそれぞれ独立して水素原子、置換もしくは未置換のアルキル基、アリル基、置換もしくは未置換のアリール基を表す。)

IPC (2件)：

B41M 5/38 ,  C09B 67/22

FI (3件)：

B41M 5/26 101 K ,  C09B 67/22 A ,  B41M 5/26 101 B