表面親水性成形物の製造方法

発明者：
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：高橋勝利
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-020234
公開番号（公開出願番号）：特開2000-212313
出願日： 1999年01月28日
公開日（公表日）： 2000年08月02日
要約：

【要約】【課題】材料表面の活性化が不要で、材料の劣化が生じず、ヘパリン誘導体の表面結合量を幅広く制御でき、材料表面を除き光重合反応を起こさせず、連続生産が可能で、且つ、一工程で表面親水性成形物を製造する方法を提供すること。【解決手段】 1分子中に2以上の重合性不飽和二重結合を有する疎水性化合物(a)、光重合開始剤を含有する疎水性光重合性組成物からなる任意形状の賦形物(b)の表面に、一般式(1)【化1】(R1、R2;H、C1〜6のアルキル基、R3;H、メチル基、Hep;ヘパリン残基、n;1以上の整数)で表わされる重合性化合物(c)を含有する親水性液体(d)を接触させながら、活性光線を照射することによって、賦形物(b)を硬化させると共に、賦形物(b)の表面に親水性化合物(c)の分子を化学的に結合させる表面親水性成形物の製造方法。

請求項（抜粋）：

(1)1分子中に重合性不飽和二重結合を2個以上有する疎水性化合物(a)と光重合開始剤とを含有する疎水性の光重合性組成物を薄膜状、糸状、ビーズ状、その他の任意形状に賦形した賦形物(b)を形成する第1工程と、(2)賦形物(b)の表面に、重合性不飽和二重結合を有する親水性化合物(c)を含有する親水性液体(d)を接触させる第2工程と、(3)前記接触状態下の賦形物(b)に活性光線を照射することによって、(イ)賦形物(b)を硬化させると共に、(ロ)賦形物(b)と親水性液体(d)との接触界面で、疎水性化合物(a)と親水性化合物(c)とを共重合させて疎水性の賦形物(b)の表面に親水性化合物(c)の分子を化学的に結合させるが、(ハ)親水性液体(d)の中では前記接触界面を除き光重合反応を起こさせない第3工程とから成る表面親水性成形物の製造方法において、重合性不飽和二重結合を有する親水性化合物(c)として、一般式(1)【化1】(式中、R1及びR2は、各々独立に水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基を表わし、 R3は、水素原子又はメチル基を表わし、Hepはヘパリン残基を表わし、nは1以上の整数を表わす。)で表わされる重合性化合物を用いることを特徴とする表面親水性成形物の製造方法。

IPC (4件)：

C08J 7/04 , A61L 33/00 , C08F 2/48 , C08J 7/18

FI (4件)：

C08J 7/04 T , A61L 33/00 C , C08F 2/48 , C08J 7/18

Fターム (67件)：

4C081BA06 , 4C081BB01 , 4C081CA081 , 4C081CA082 , 4C081CA211 , 4C081CB042 , 4C081CC01 , 4C081CC05 , 4C081CC06 , 4C081CC07 , 4C081CD062 , 4C081DA02 , 4C081DA03 , 4C081DA04 , 4C081DA05 , 4C081DA11 , 4C081DC02 , 4C081DC03 , 4C081DC04 , 4C081DC06 , 4C081DC14 , 4C081EA06 , 4F006AA22 , 4F006AB24 , 4F006BA10 , 4F006CA09 , 4F006DA04 , 4F006EA03 , 4F073AA01 , 4F073AA08 , 4F073BA18 , 4F073BA20 , 4F073BA22 , 4F073BA27 , 4F073BA28 , 4F073BB01 , 4F073BB02 , 4F073BB03 , 4F073BB04 , 4F073CA45 , 4F073CA53 , 4F073FA12 , 4J011QA03 , 4J011QA13 , 4J011QA15 , 4J011QA18 , 4J011QA19 , 4J011QA22 , 4J011QA23 , 4J011QA25 , 4J011QA27 , 4J011QA38 , 4J011QB04 , 4J011QB15 , 4J011QB20 , 4J011QB24 , 4J011SA07 , 4J011SA22 , 4J011SA25 , 4J011SA32 , 4J011SA34 , 4J011SA54 , 4J011SA61 , 4J011SA64 , 4J011VA04 , 4J011VA05 , 4J011XA02

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