特許
J-GLOBAL ID:200903065754989203
車両用空調装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-259300
公開番号(公開出願番号):特開平5-096931
出願日: 1991年10月07日
公開日(公表日): 1993年04月20日
要約:
【要約】【目的】 冷房運転から暖房運転への切替時においてフロントガラスを曇らせず、またエンジン冷却水温が低いときにヒ-タコアに空気を通しても車室内への吹出風の温度を下げず、かつヒ-タコア通風後の空気の持つ熱を有効利用できる車両用空調装置の提供。【構成】 ダクト11内にエバポレータ6、ヒ-タコア14、およびコンデンサ4の順でそれぞれを配設しているので、常に徐湿ができ、フロントガラスを曇らせることがなくなる。またエンジン冷却水温が低くてヒ-タコア通風後の空気の温度が低くてもコンデンサ4で最後に高温にするので、車室内への吹出風の温度は高くなる。またヒ-タコア14の下流にコンデンサ4を配設することによって、ヒ-タコア14で多少なりとも加熱してからコンデンサ4で高温にしているので、ヒ-タコア14通風後の空気の持つわずかながらの熱でも有効に利用して、コンデンサ4の暖房負荷を軽減している。
請求項(抜粋):
車両車室への空調空気通路をなすダクトと、該ダクトを介して空気を車室内へ送風するブロワと、前記ダクト内に配設され、自身の内部を流れる冷媒が前記ダクト内の空気から熱を奪うことによって前記ダクト内の空気を除湿冷却する蒸発器と、前記ダクト内の前記蒸発器の下流側に配設され、自身を流れる前記冷媒を放熱させることによって前記ダクト内の空気を加熱する凝縮器と、前記蒸発器と前記凝縮器との間に接続され、前記冷媒の圧縮吐出を行う圧縮機と、前記ダクトの外部に配設され、自身の内部を流れる前記冷媒と前記ダクト外部の空気とを熱交換させる室外熱交換器と、該室外熱交換器を蒸発器として機能させたり凝縮器として機能させたりするのを切り替える切替手段と、前記蒸発器と前記凝縮器との間に接続され、冷媒の減圧膨張を行う膨張手段と、前記蒸発器の下流側であり前記凝縮器の上流側であるところの前記ダクト内に配設され、エンジン冷却水を熱源として前記空気を加熱する加熱器とから構成されることを特徴とする車両用空調装置。
前のページに戻る