特許
J-GLOBAL ID:200903065785409370
コールドクルーシブル真空誘導溶解装置と溶解及び鋳塊取出し方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
後藤 武夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-315845
公開番号(公開出願番号):特開平9-138075
出願日: 1995年11月10日
公開日(公表日): 1997年05月27日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 誘導溶解ルツボを傾動してルツボ内の溶湯を鋳塊用の鋳型に注湯する方法では、傾動するルツボ壁に溶湯がかなり多量付着して凝固するため出湯率が低下し、鋳型材料と溶湯が反応して高純度の溶湯が汚染されるという欠点を解消する。【解決手段】 コールドクルーシブル誘導溶解炉10は、ルツボ本体1に対し底部が上下に移動可能な構造とし、真空槽本体21bに対し扉22は水平に移動して分離できる構造とし、この扉22に誘導溶解炉10と電力供給機構23などの付帯設備を支持させた。床面に設置したフレーム17のレール上を走行する台車26を設け、この台車26と前記扉22とを一体に連結し、扉移動機構25により扉22と一体に誘導溶解炉10を真空槽21の外に移動させる構造にし、フレーム17の側面に水平旋回可能なアーム39と、その先端で上下動可能な昇降アームとを有する鋳塊取出し機構37を配置した。
請求項(抜粋):
真空槽内に配置されたコールドクルーシブル誘導溶解炉により金属または合金を溶製する装置において:真空槽本体(21b)と、この真空槽本体(21b)から水平方向に分離可能にされた扉(22)と、を有する横型の真空槽(21)と;前記扉(22)に支持機構(24c、24d)により固定され水冷却される側壁としてルツボ本体(1)と、このルツボ本体(1)の底部にルツボ本体(1)とは独立して冷却され、ルツボ本体(1)に対し上下動して分離可能に連結されるルツボ底部(12)とを有する誘導溶解炉(10)と、前記扉(22)の外部から誘導加熱コイル(8)に電力と冷却水とを供給する電力供給機構(23)と、を含んで成る溶解炉組立体と;床面上に配置されたフレーム(17)のレール組立体(28)上を走行可能にされた台車(26)と;前記台車(26)と前記扉(22)とを連結して支持する扉支持ブラケット(24a)と;前記台車(26)の上面と前記支持機構(24c)とを連結して、前記台車(26)上に前記溶解炉組立体を支持するルツボ支持ブラケット(24b)と;前記フレーム(17)の一方の端部に配置されてスプロケット(33)を駆動するギヤモータ(32)と、他方端部のスプロケット(34)と、これらのスプロケット(33、34)に掛けられたチェーン(35)と、を有し、前記台車(26)と扉(22)と溶解炉組立体とを一体に、前記レール組立体(28)上の所定の位置まで引き出し、または前記扉(22)の連結位置まで戻す扉移動機構(25)と;前記フレーム(17)の一方の外側の所定の位置に配置された支柱(38)と、この支柱(38)を軸として水平に旋回可能なアーム(39)と、このアーム(39)の自由端に垂直に立設された側板(46)と、この側板(46)に沿って上下に移動可能にされた昇降アーム(44)と、を有する鋳塊取出し機構(37)と;を有し、溶解作業が終了後溶湯をルツボ本体(1)内で底部(12)上で凝固させ、前記扉移動機構(25)により、前記誘導溶解炉(10)を前記扉(22)とともに前記真空槽(21)外に引き出して、前記鋳塊取出し機構(37)により、前記底部(12)上に形成された鋳塊を下方に降下させながら前記支柱(38)より外側に旋回させて鋳塊を取り外し、鋳塊を取り外した後の前記誘導溶解炉(10)を前記扉(22)と一体に前記真空槽(21)内に戻し、溶解作業の再開が可能にされることを特徴とするコールドクルーシブル真空誘導溶解装置。
IPC (3件):
F27B 14/06
, B22D 11/01
, F27B 14/04
FI (3件):
F27B 14/06
, B22D 11/01 A
, F27B 14/04
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