特許
J-GLOBAL ID:200903065788499914

熱可逆性感熱記録材料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近藤 久美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-278455
公開番号(公開出願番号):特開平7-125449
出願日: 1993年11月08日
公開日(公表日): 1995年05月16日
要約:
【要約】【目的】 記録特性および生産性に優れ、サーマルヘツドなどの圧力・せん断力の大きな記録印字・消去手段に対しても良好な繰り返し耐久性をもつ熱可逆性感熱記録を提供する。【構成】 樹脂母材中に有機低分子物質を分散させてなり、温度により透明状態と不透明状態との可逆変化を生じる熱可逆性感熱記録材料において、1)樹脂母材の全部または一部に紫外線または電子線硬化樹脂を用い、2)硬化された後の樹脂母材全体のガラス転移温度が、50°C以上でかつ、有機低分子物質の内の最も低融点であるものの融点Tmよりも10°C高い温度(Tm+10)°C以下であり、3)硬化された後の樹脂母材全体の、ガラス転移温度を越えたゴム状領域における弾性率が107 dyn/cm2 以上であることを特徴とする。【効果】 良好な記録特性、生産性を維持しながら記録層の弾性率が向上するので、サーマルヘツドなどによる印字・消去の際の圧力・せん断に対して記録層がつぶされるのを軽減することができる。
請求項(抜粋):
樹脂母材中に有機低分子物質を分散させてなり、温度により透明状態と不透明状態との可逆変化を生じる熱可逆性感熱記録材料において、下記の3条件を満たすことを特徴とする熱可逆性感熱記録材料。1)樹脂母材の全部または一部に紫外線または電子線硬化樹脂を用い、紫外線または電子線により硬化重合させたものであること。2)硬化された後の樹脂母材全体のガラス転移温度が、50°C以上でかつ、有機低分子物質の内の最も低融点であるものの融点Tmよりも10°C高い温度(Tm+10)°C以下であること。3)硬化された後の樹脂母材全体の、ガラス転移温度を越えたゴム状領域における弾性率が107 dyn/cm2 以上であること。
IPC (2件):
B41M 5/36 ,  B41M 5/26
FI (2件):
B41M 5/26 102 ,  B41M 5/18 101 A
引用特許:
審査官引用 (2件)

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