特許
J-GLOBAL ID:200903065792501117

エコーキャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 工藤 宣幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-240220
公開番号(公開出願番号):特開平10-093482
出願日: 1996年09月11日
公開日(公表日): 1998年04月10日
要約:
【要約】【課題】 適応動作の初期化時における演算量を削減する。タップ係数をより速くエコーパスの伝達特性に収束させる。【解決手段】 近端及び遠端の入力信号と、内部状態量とからエコーパスの伝達特性を推定した後、疑似エコー信号を生成する適応フィルタ部と、エコーパスの伝達特性を逐次的に推定するために必要な、タップ数に応じて定まる要素数を有する上記内部状態量を初期化し、タップ数の増大に応じて内部状態量の要素数を逐次拡大しつつ内部状態量を更新する内部状態更新部とを有する。また、当該エコーキャンセラを初期化するか否かを判断し、初期化する場合に、タップ数を初期値に設定し、その後タップ数を逐次拡大し、予め設定された数にタップ数が達した後はその値を一定に保ち、このように変化するタップ数を内部状態更新部及び適応フィルタ部へ出力するブロックサイズ制御部と、近端入力信号から疑似エコー信号を減算する加算器とを有する。
請求項(抜粋):
エコーが重畳されている近端入力信号と、タップ数分だけの遠端入力信号と、内部状態量とからその時刻におけるエコーパスの伝達特性を推定し、その推定値と上記遠端入力信号との畳み込み演算によって疑似エコー信号を生成する適応フィルタ部と、エコーパスの伝達特性を逐次的に推定するために必要な、タップ数に応じて定まる要素数を有する上記内部状態量を更新し、更新された内部状態量を上記適応フィルタ部へ出力する内部状態更新部と、当該エコーキャンセラを初期化するか否かを判断し、初期化する場合に、タップ数を初期値に設定し、その後タップ数を逐次拡大し、予め設定された数にタップ数が達した後はその値を一定に保ち、このように変化するタップ数を上記内部状態更新部及び上記適応フィルタ部へ逐次出力するブロックサイズ制御部と、近端入力信号から上記適応フィルタ部から出力された疑似エコー信号を減算する加算器とを有することを特徴とするエコーキャンセラ。
IPC (3件):
H04B 3/23 ,  H03H 17/00 601 ,  H03H 21/00
FI (3件):
H04B 3/23 ,  H03H 17/00 601 N ,  H03H 21/00

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