特許
J-GLOBAL ID:200903065798432931

デジタル位相同期ループ回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-347178
公開番号(公開出願番号):特開平7-193609
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】同期確立状態での動作を安定化し、RF周波数変換器で生じる位相ジッタを十分吸収でき、データ誤り率の低減を得る。【構成】複素乗算器12からの虚数及び実数部の信号は位相比較器13に入力され、所定位相との位相誤差θが検出され、位相誤差θは直接セレクタ19の一方に供給されると共に、リミッタ17を介して他方に供給される。また位相誤差θは同期判定回路18に入力される。同期判定回路18は周波数引込み状態、同期確立状態を判定し、その判定信号でセレクタ19の選択動作を制御する。セレクタ19は同期確立状態では、リミッタ17の出力を選択し位相比較特性を修正する。セレクタ19の出力は、ループフィルタ14で平滑され、数値制御発振器15に制御信号として与えられ、その発振出力はデータ変換装置16でSIN、COS特性の信号に変換されキャリアとして複素乗算器12に戻される。
請求項(抜粋):
複素数表現の信号を入力とするデジタル位相ロックループ回路において、前記複素数信号を一方側の入力とし、データ変換手段の出力である特性Fまたは特性Gのキャリアを他方側の入力とし、一方側と他方側の入力との複素数乗算を施す複素数乗算手段と、前記複素数乗算手段の出力から位相比較特性により位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、前記位相誤差検出手段からの位相誤差出力を調整する位相誤差調整手段と、前記位相誤差検出手段からの出力を用いて周波数引込み状態か位相同期確立状態かを判定する同期判定手段と、前記同期判定手段の出力が周波数引込み状態を判定しているときは、前記位相誤差検出手段からの出力を選択し、同期確立状態を判定しているときは、前記位相誤差調整手段からの出力を選択するセレクト手段と、前記セレクト手段からの位相誤差出力を平滑化するループフィルタ手段と、前記ループフィルタ手段の出力により発振周波数が制御される数値制御発振手段と、前記数値制御発振手段の出力を前記特性F又は特性Gに変換して前記キャリアとして出力するデータ変換手段とを具備したことを特徴とするデジタル位相同期ループ回路。
IPC (3件):
H04L 27/227 ,  H03L 7/06 ,  H04L 27/38
FI (3件):
H04L 27/22 B ,  H03L 7/06 B ,  H04L 27/00 H

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