特許
J-GLOBAL ID:200903065833420950

N-置換環式イミドの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-046857
公開番号(公開出願番号):特開平9-052878
出願日: 1996年02月09日
公開日(公表日): 1997年02月25日
要約:
【要約】【課題】 N-置換環式イミドの効率のよい工業的製造法の提供。【解決手段】 環式酸無水物とアミンとを溶媒および酸触媒の存在下で、80から200°Cの温度で反応させ、生成水を除去することにより得る。この反応は、安定化剤および不活性な双極性非プロトン性の共溶媒の存在下で、場合によっては極性が低い、または無い不活性な有機溶媒を反応後の反応混合物に加え、使用する式(II)の環式無水物に基づき0.5から50重量%量で非水性塩基を加え、そして生成した沈殿を分離してN-置換環式イミドを含有する濾液を得る、ことが特に有利であるN-置換環式イミドの製造法。
請求項(抜粋):
式【化1】式中、R1はC1-C20アルキル、C3-C8シクロアルキル、C3-C12アルケニル、C7-C12アラルキルまたはC6-C10アリール基であり、その各々が場合によっては置換されることができ、あるいはニトリル基であり、そしてR2、R3、R4およびR5は互いに独立して、各々水素、C1-C12アルキルまたはC2-C12アルケニル基であり、その各々が場合によっては置換されることができ、あるいはハロゲンであり、あるいはR2およびR3が一緒に、場合によっては置換されることができるC1-C6アルキレンとなることもでき、そしてR3およびR4は一緒に共有結合となることもできる、のN-置換環式イミドの製造法であり、ただし、以下の3つの少なくとも1つの条件が満たされなければならない:a)R2およびR3は一緒に、場合によっては置換されることができるC1-C6アルキレンである、b)R3およびR4は一緒に共有結合である、そしてc)R2からR5の少なくとも1つの基がC2-C12アルケニルである、ここで、式【化2】式中R2からR5は式(I)の定義の通りである、の環式酸無水物、無水フタル酸あるいは部分的または完全に水素化された無水フタル酸を式H2N-R1 (III)式中、R1は式(I)の定義のとおりである、のアミンと、溶媒および酸触媒の存在下で、80から200°Cの温度で反応させ、そして生成した水を除去し、酸無水物(II)のアミン(III)に対するモル比が、0.5-5:1に調整され、そして方法は安定化剤および不活性な双極性非プロトン性の共溶媒の存在下で行われ、極性が低い、または無い不活性な有機溶媒が反応後に存在する反応混合物中に場合によっては加えられてもよく、非水溶塩基が使用する式(II)の環式無水物に基づき0.5から50重量%で加えられ、そして生成した沈殿物を分離し、式(I)の生成物を含有する濾液を得ることを特徴とする方法。
IPC (3件):
C07D207/444 ,  C07D207/40 ,  C07D207/416
FI (3件):
C07D207/444 ,  C07D207/40 ,  C07D207/416

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