特許
J-GLOBAL ID:200903065856595846

性染色体に対するトランス遺伝子の標的化による子孫の性別比の制御

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-547958
公開番号(公開出願番号):特表2003-518927
出願日: 2000年12月27日
公開日(公表日): 2003年06月17日
要約:
【要約】トランス遺伝子を標的化することによる子孫の性別比を制御する方法。本発明の方法は、(a)その発現が精子の受精能を妨げることができ、かつその遺伝子産物(mRNAおよびタンパク質)が相互に連結した精子細胞の間を自由に拡散しないトランス遺伝子を選択または作製すること、(b)そのトランス遺伝子を減数分裂後の精子形成特異的プロモーターの調節制御下に置くこと、(c)トランス遺伝子が2つの性染色体の一方に挿入されるような方法でトランスジェニック動物を作製するためにそのトランス遺伝子を使用することを含む。
請求項(抜粋):
トランスジェニック動物を作製する方法であって、該動物の体/生殖細胞が一つ以上のトランスジーンを含み、該トランスジーンの発現により前記動物の子孫の性比が変化する、以下のステップを含んでなる前記方法:a (a)減数分裂後に精子形成特異的に機能する少なくとも一つの発現調節配列(プロモーター);(b)発現により精子の受精遂行能力に干渉することができる毒性遺伝子をコードするDNA配列;(c)ネオマイシン抵抗性、ハイグロマイシン抵抗性、又はピューロマイシン抵抗性遺伝子、Hprt選択カセット及びジフテリア毒素遺伝子のような選択可能なマーカーをコードするオプションのDNA配列;(d)オプションのloxP部位に隣接する介在DNA配列であって前記減数分裂後プロモーターと前記毒素遺伝子の間に挿入され、Cre組換え酵素によって取り除かれない限り当該毒素トランスジーンの転写を妨げることができるような前記介在配列;(e)前記トランスジーンからのmRNA及びタンパク質の互いに結合した半数体精子細胞の間をランダムに拡散する能力を制限するオプションの細胞局在化シグナル配列;及び(f)相同的組換え法により前記トランスジーンが性染色体(X又はY染色体)の特定の位置に挿入されるようにする二つのオプショナルのフランキングDNA配列、を操作可能な組合せで含むトランスジーンを作製するステップ;b 前記トランスジーンが二つの性染色体のうちの一つに挿入されるように前記トランスジーンを用いてトランスジェニック動物を作製するステップ;c 前記トランスジェニック動物の雄をCre組換え酵素活性を含む動物と交配して前記トランスジーンを活性化し、望ましい生殖的特徴、特に、子孫の性比を変化させるという特徴を有する、少なくとも一匹のトランスジェニック動物を同定するステップ。
IPC (4件):
A01K 67/027 ,  A01H 1/00 ,  A01K 67/033 501 ,  C12N 15/09 ZNA
FI (4件):
A01K 67/027 ,  A01H 1/00 A ,  A01K 67/033 501 ,  C12N 15/00 ZNA A
Fターム (10件):
2B030AA07 ,  2B030CA28 ,  2B030CD28 ,  4B024AA10 ,  4B024AA20 ,  4B024CA04 ,  4B024DA02 ,  4B024EA04 ,  4B024GA14 ,  4B024HA20

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