特許
J-GLOBAL ID:200903065860038714

撮影装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-201927
公開番号(公開出願番号):特開平8-065560
出願日: 1994年08月26日
公開日(公表日): 1996年03月08日
要約:
【要約】【目的】 継ぎ目が目立たない高解像度の画像を得ることのできる安価な撮影装置を実現すること。【構成】 希望する被写体を要求される解像度に合わせて被写体を複数に分割し、現状のテレビカメラで撮影し、複数の画面を構成するもので、具体的には、合成器にて表示されるモニタを確認した装置利用者(撮影者)により各画像の位置関係が指定され、この状態における各分割画像の重複部が重複部検出部によって検出され、該検出された重複部について信号処理部による補間処理がなされる。
請求項(抜粋):
被写体全体を撮影する第1の撮影手段と、被写体を、互いの上端、下端、左端、右端が重複するような複数個の空間に分割した各空間の分割画像を撮影する第2の撮影手段と、前記被写体全体の画像信号と前記分割画像の各画像信号を記憶するメモリと、複数個に分割されて撮影された各空間の画像信号より隣接する空間の画像信号の重複した部分の位置情報を検出し、該検出された位置情報により、重複する重複部の画像を除いた複数の空間の画像信号により連続した1つの画像として前記メモリより読み出す重複部検出部と、モニタと、前記複数の空間画像間の境部分の画像を前記重複部検出部の画像を用いて補間処理を行うとともに、読み出した画像を要求する画面サイズや解像度等の条件に合わせて出力する信号処理部と、前記メモリからの前記被写体全体の画像または前記複数個の分割画像の画像信号を指定する大きさに変形し、装置利用者により指定された相互の位置関係で複合し、相互の位置関係を前記モニタに表示させる合成器からなり、重複部検出部は、互いに隣接する空間の画像をA,Bとすると、画像A,Bの隣接する画像の端部分の画素をそれぞれ(p画素×p画素)のブロックに分割し、画像Aの各ブロックに一番近い画像Bのブロックを、(1):画像Aの各プロックと画像Bの全ブロックとの間で以下の演算Kを行い、演算値が最小な画像Bのブロックを対応ブロックとし、その時の演算値をKminとすると、画像Aの各ブロックに対するKminの総和Sを求め、【数1】(2):画像Bの画素をi画素〔i=1〜(p-1)〕分横方向にずらし、j画素〔j=1〜(p-1)〕分縦方向にずらし、全部でp×p組のブロック化を行い、各組に対して(1)項の処理を行ってSの最小の組を選択し、(3):画像Aの任意のブロックに対して選ばれた画像Bのブロックを重ねたとき、他の画像Aのブロックと選ばれた画像Bのブロックの縦方向および横方向へずれた場合の画素のズレとの大きさである、【数2】を距離とし、(2)項の処理で画像Aの全ブロックに対して求められた画像Bの各ブロックとの距離が一定でない場合には、画像Aの全ブロックの距離の平均を採用値として画像Aの各ブロックに一番近い画像Bのブロックを探し、重複部を検出することを特徴とする撮影装置。

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