特許
J-GLOBAL ID:200903065885174558

建設機械の油圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-331342
公開番号(公開出願番号):特開平7-189296
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】建設機械の油圧制御装置において、アクチュエータの操作量の大きさかつ/または操作速度に応じて可変圧力補償弁の制御量を変えることにより複合操作の操作性を向上する。【構成】ブーム52及びアーム53の動作がブーム上げ及びアーム引きの同時操作であるかどうかを判定し、同時操作時にはブーム用圧力補償弁7に対しては通常の制御圧力Pc1が演算されると共に、アーム用圧力補償弁9に対しては、第1及び第2制御圧力補正部200でそれぞれブーム用流量制御弁6の操作量の大きさ及び操作速度に応じた第1及び第2補正制御圧力Pc2A,Pc2Bが求められ、それらの大きい方がアームの出力用制御圧力Pc2として選択される。これにより水平均し作業時にはブームを十分にあげることができ、また当該作業開始時にはアーム用圧力補償弁の応答遅れが防止される。
請求項(抜粋):
原動機と、この原動機によって駆動される主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される第1及び第2アクチュエータを含む複数のアクチュエータと、前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量をそれぞれ制御する複数の流量制御弁と、前記複数の流量制御弁の前後差圧をそれぞれ補償する複数の可変圧力補償弁と、前記主油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のアクチュエータの最大負荷圧力との差圧が所定の値となるよう主油圧ポンプの押しのけ容積を制御しかつ前記原動機にかかる最大負荷トルクが制限値を越えないよう前記主油圧ポンプの押しのけ容積を制御するポンプ制御手段と、前記主油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のアクチュエータの最大負荷圧力との差圧をロードセンシング差圧として検出する差圧検出手段と、前記ロードセンシング差圧に基づき前記複数の可変圧力補償弁の補償圧を制御する圧力補償弁制御手段とを備えた建設機械の油圧制御装置において、前記第1及び第2アクチュエータの流量制御弁の操作量をそれぞれ検出する第1及び第2操作検出手段を更に備え、前記圧力補償弁制御手段は、前記差圧検出手段で検出されたロードセンシング差圧に基づいて前記複数の可変圧力補償弁の第1制御量を演算する第1演算手段と、前記第1演算手段で求めた第1制御量に基づいて前記第1アクチュエータの可変圧力補償弁の補償圧を制御する第1補償圧制御手段と、前記第1及び第2操作検出手段からの信号に基づいて前記第1及び第2アクチュエータが同時に駆動されたかどうかを判定する動作判定手段と、前記第1操作検出手段で検出した第1アクチュエータの流量制御弁の操作量の大きさに応じて前記第2アクチュエータの流量制御弁の前後差圧が減少するように前記第1演算手段で求めた第1制御量を変化させ第2制御量を求める第2演算手段を含む制御量補正手段と、前記動作判定手段により前記第1及び第2アクチュエータが同時に駆動されていないと判定されたときは前記第1演算手段で求めた第1制御量に基づいて前記第2アクチュエータの可変圧力補償弁の補償圧を制御し、同時に駆動されたと判定されたときは前記制御量補正手段の第2演算手段で求めた第2制御量に基づいて前記第2アクチュエータの可変圧力補償弁の補償圧を制御する第2補償圧制御手段とを有することを特徴とする建設機械の油圧制御装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-118203

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