特許
J-GLOBAL ID:200903065910234250
質量スペクトル測定システム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
古谷 馨 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-193161
公開番号(公開出願番号):特開平8-128991
出願日: 1995年07月28日
公開日(公表日): 1996年05月21日
要約:
【要約】【課題】 GC/MS分析で近接して溶離された分析物を区別する、簡単で、効率の良い、自動化された手段を提供する。【解決手段】 質量スペクトル分析器が、自動化された質量スペクトルの検出、デコンボリューション、及び識別を提供する。従来方法により得られた質量データ・ファイルが、時間順から、第1にイオン質量順に、第2に各イオン質量グループ内の時間順に再ソートされる。測定された各イオン質量に関して、局部ピーク、又は最大値が積分器手段を経由して識別される。次に、デコンボリューションを施されたスペクトルが得られ、その組の各要素が識別可能な化合物を構成するように、全ての局部最大値がソートされ、分配される。次に化合物が、従来の確率的マッチング・ルーチンによって、ライブラリ・データファイル内の参照スペクトルとマッチングされる。
請求項(抜粋):
質量スペクトル測定システムが、(1)1つ以上の化合物を含有するサンプルの質量スペクトルを測定するのに使用できる測定装置、(2)サンプルを前記測定装置に取り込むのに使用できる取り込み装置、(3)サンプルの1つ以上の質量ピークを測定するように、測定装置の動作を制御できる制御手段、(4)質量ピークを分析するのに使用できる分析装置に電気的に結合されている入出力装置であって、前記入出力装置が、a.サンプルからのデータを格納するのに使用できる格納手段、b.サンプル・データを時間順から、第1にイオン質量順に、第2に各イオン質量グループ内で時間順に再ソートするのに使用できる再ソート手段、c.各質量グループ内の局部イオン存在度の最大値を判定するのに使用できる判定手段、d.(c)からの全ての局部イオン存在度の最大値を時間順にソートするのに使用できるソート手段、e.1組のデコンボリューションを施されたスペクトルが得られ、その組の各要素が別個の化合物を表すように全ての局部最大値を分配するのに使用できる分配手段から構成されている前記入出力装置、(5)デコンボリューションを施されたスペクトルが少なくとも1つの参照スペクトルにマッチするように、デコンボリューションを施されたスペクトルを格納標準参照スペクトルと比較するのに使用できる比較装置、及び(6)測定された質量ピークを目標化合物の格納スペクトルの対応する質量ピークに確率的にマッチさせるのに使用できるマッチング手段であって、そこでマッチングの程度がスペクトル・マッチング基準に関して判定され、前記マッチング手段が第1、及び第2の格納手段に電気的に結合され、かつ測定装置に電気的に結合され、それによって目標化合物が、スペクトル・マッチング基準に従ってサンプル内に存在するもの、又はサンプル内に存在しないものとして識別される前記マッチング手段から構成されていることを特徴とする、前記質量スペクトル測定システム。
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