特許
J-GLOBAL ID:200903065920265430
神経細胞アポトーシスの抑制タンパクとその遺伝子配列、並びに脊髄性筋萎縮症の原因となる当該遺伝子の突然変異
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
西澤 利夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-512818
公開番号(公開出願番号):特表平10-509305
出願日: 1995年10月17日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】常染色体性劣性神経変性異常である脊髄性筋萎縮症の遺伝子が第5染色体の領域にマッピングされた。この遺伝子は、ウイルスのアポトーシス抑制タンパクと相同性を有するタンパクをコードすることから、このコードされたタンパクは、神経細胞アポトーシス抑制タンパク(NAIP)と指定された。I型、II型、III型脊髄性筋萎縮症(SMA)の患者は(NAIP)領域に欠失があり、正常な非SMA母集団にはそのような欠失は認められなかった。
請求項(抜粋):
独占的な権利または特権が請求される本発明の態様は 以下のとおりに規定される:1. 染色体5q13のSMA含有領域に位置するヒト遺伝子であって、約5.5kbからなるエクソン1から17までを含み、エクソン2から11までの制限酵素地図が図8に示したとおりであるヒト遺伝子。2. 染色体5q13のSMA含有領域に位置するヒト遺伝子であって、約5.5kb からなるエクソン1から17までを含み、エクソン2から16までの制限控訴地図が図9に示したとおりであるヒト遺伝子。3. エクソン5から16までが、配列番号2のアミノ酸配列と生物学的、機能的に同等なアミノ酸配列を有するNAIPタンパクをコードする請求項1または2のヒト遺伝子。4. エクソン5から16までが、配列番号1のcDNA配列と生物学的、機能的に同等なcDNA配列を有する請求項1または2のヒト遺伝子。5. 配列番号1のcDNA配列に対応するゲノムDNA、cDNA、mRNA、アンチセンスDNAまたは相同DNAを含む精製ヌクレオチド配列。6. 配列番号1のDNA配列を含むDNA分子。7. 配列番号2を有するNAIPタンパクをコードするDNA配列を含むDNA分子。8. 実質的に配列番号1のDNA配列からなる精製DNA配列。9. 実施的に配列番号2のアミノ酸をコードするDNA配列からなる精製DNA配列。10.酸配列番号1の少なくとも18連続塩基を含む精製DNA配列。11.請求項10のDNA配列を含むDNAプローブ。12.請求項10のDNA配列を含むPCRプライマー。13.請求項10のDNA配列を含むDNAハイブリダイゼーション分子。14.DNA配列が、表4のエクソン1から4および17から選択される、請求項10、11、12または13の精製DNA配列。15.DNA配列が、表4のエクソン1から16から選択される請求項10、11、12または13の精製DNA配列。16.表4のエクソン配列1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16および17からなるDNA配列群から選択された請求項10、11、12または13の精製DNA配列。17.DNA配列が、エクソン4、5、6および7から選択される請求項16の精製DNA配列。18.DNA配列が、エクソン5および6から選択される請求項16の精製DNA配列。19.クローニングベクターまたは発現ベクターの作成における、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10のDNA配列の使用。20.請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9のDNA配列にコードされているNAIPタンパク。21.請求項10のDNA配列の連続45塩基にコードされているNAIPタンパクの15アミノ酸断片。22.配列番号2のアミノ酸配列と生物学的に同等のアミノ酸配列を含むNAIPタンパク。23.実質的に、配列番号2のアミノ酸配列からなるNAIPタンパク。24.配列番号2の少なくとも15連続アミノ酸を含むNAIPタンパク断片。25.エクソン5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15および16のいずれか一つにコードされたポリペプチド群から選択されたアミノ酸配列を含むNAIPタンパク断片。26.選択されたポリペプチドが、エクソン5、6、7、8、9、10、11または12にコードされたポリペプチドである請求項25のNAIPタンパク断片。27.選択されたポリペプチドが、エクソン5および6にコードされたポリペプチドである請求項25のNAIPタンパク断片。28.ハイブリドーマの作成における、請求項20、21、22、23、24、25または26のアミノ酸配列の使用。29.生物標本を分析してNAIPタンパクをコードする遺伝子の有無を診断する方法であって、 i) ヒト染色体5q13のSMA関連領域から生物標本を単離し、 ii) 生物学的測定を行い a) 配列番号1のNAIPコードDNA;および b) 配列番号2のNAIPタンパクからなる群より選択された少なくとも一方が上記生物標本に存在するか否かを決定する方法。30.ステップii)において、a)群またはb)群の配列の突然変異が測定される請求項29のヒトMAS発症リスク診断方法。31.a)群のエクソン5および6の有無が測定される請求項30の方法。32.NAIPタンパクをコードする遺伝子の第5染色体における正常コピー数さらに決定する請求項31の方法。33.生物学的測定が、DNAハイブリダイゼーション、制限酵素分析、PCR増幅、mRNA検出およびDNA配列決定からなる群より選択される測定である請求項29、30、31または32の方法。34.生物学的測定が、エクソン5の5'領域およびエクソン6の3'領域から選択されたPCRプライマーの使用によるエクソン領域5および6のPCR増幅である請求項29、30、31または32の方法。
IPC (5件):
C12N 15/09 ZNA
, C07K 14/47
, C12Q 1/68
, G01N 33/50
, G01N 33/566
FI (5件):
C12N 15/00 ZNA A
, C07K 14/47
, C12Q 1/68 A
, G01N 33/50 P
, G01N 33/566
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