特許
J-GLOBAL ID:200903066024356988

ローリング膜式ステント供給装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-530833
公開番号(公開出願番号):特表平10-507675
出願日: 1996年02月26日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】半径方向に自己膨張するステントおよび他の半径方向に膨張可能なステントを展開するための装置が、内側カテーテル(28,82,130,142)と、該内側カテーテルを取り囲む外側カテーテル(18,88,132,146)と、巻き取り膜からなる管状のステント保持被覆(22,92,118,150)とを具備している。被覆は内側カテーテルに取り付けられる内側被覆層(46,104,120,156)および外側カテーテルに取り付けられる外側被覆層(48,108,122,162)を設けるためにそれ自体で二重に形成されている。前記被覆層は前記ステントを内側カテーテルの先端に、半径方向に圧縮しかつ軸方向に伸ばした状態に維持するために、半径方向に自己膨張するステント(56,102,124,160)に沿って延びかつこれを取り囲んでいる。ステントの先端側においては、前記内側および外側被覆層が収斂しかつ先細の先端部(26,106,128,164)を画定するように先端方向に向かって細くなっている。ステントを解放するために、外側カテーテルが、ステントに対するその取り囲み状態から膜を巻き取るために基端側に移動され、それによって、ステントは、その先端部から始まってその半径方向に漸次自己膨張する。ステントが解放された後に完全に引っ込められたときに、被覆は内側カテーテルの先端領域を取り囲み、動脈組織と前記先端領域に沿って支持されている膨張バルーンとの間に保護層を形成することができる。これに代えて、再生金属からなるステントは、供給のための半径方向に収縮した状態に塑性変形され、それによって、より柔軟なステント保持被覆の使用を容易にすることができる。さらに、他のものは、被覆を膨張バルーンの基端側に固定することを含み、そのために、被覆の引き出しが被覆により覆われるよりむしろ、膨張バルーンを露出させた状態で残す。
請求項(抜粋):
体内の処置箇所において膨張可能なステントを展開するための装置であって、 基端領域と先端領域とを有する第1のカテーテル(28,82,130,142)と、 前記第1のカテーテルの先端領域に配置され、前記第1のカテーテルを超えて先端方向に延びる内側層(46,104,120,162)を具備し、前記第1のカテーテルに向かって延びる外側層(48,108,122,162)を形成するようにそれ自体で折り返され、前記内側層が、前記ステントを前記第1のカテーテルの先端に配置してその軸方向長さに沿って収縮させた状態で、膨張可能なステント(56,102,124,160)を保持するように適合されたステント保持部材(22,92,118,150)と、 前記ステント保持部材をステントに対するその保持状態から移動させ、それによって、処置箇所における膨張のためにステントを解放するように、前記第1のカテーテルに対して前記外側層を変位させるように操作可能な手段(34,44)とを具備することを特徴とする装置。

前のページに戻る