特許
J-GLOBAL ID:200903066062471456

ローカルエリアネットワークのトラフィック制御システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-138840
公開番号(公開出願番号):特開平7-087112
出願日: 1994年06月21日
公開日(公表日): 1995年03月31日
要約:
【要約】【目的】システム構築時にLANの階層化をしなくともLANが高負荷の場合も端末から均等なデータ送信ができ、かつ緊急性のあるデータを優先して送信できるCSMA/CD方式のLANのトラフィック制御システムの提供。【構成】LAN回線5には複数の端末TDとこの端末TDからのデータ送信要求に対するタイムスロットの割り当てやLANの負荷の監視をおこなうトラフィック制御装置TCが接続されている。前記トラフィック制御装置TCは負荷監視部1と高トラフィックモード通知部2とタイムスロット通知部3と高トラフィックモード解除部4とを含み、前記端末TDは高トラフィックモード受信部6とタイムスロット要求部7と送信制御部8と終了通知部9とを含む。
請求項(抜粋):
複数の端末と、この端末からのデータ送信要求に対するタイムスロットの割り当てやローカルエリアネットワーク(LAN)の負荷の監視をおこなうトラフィック制御装置とが接続されたLANのトラフィック制御システムであり、前記トラフィック制御装置は、負荷監視部と高トラフィックモード通知部とタイムスロット通知部と高トラフックモード解除部とを有し、前記端末は、高トラフィックモード受信部と送信制御部とタイムスロット要求部と終了通知部とを有し、前記負荷監視部は、LANに接続されている全端末のうちデータの送信要求を行っている端末の台数を稼働端末台数として把握し、LAN上を流れる単位時間当たりのデータ数を集計し、この計数値とLANの伝送速度を基にLANの負荷率を算定し、ネットワークのトラフィックの状態を監視して前記高トラフィックモード通知部へ通知し、前記高トラフィックモード通知部は、前記負荷監視部からLANの負荷が高くなったと通知された時にLANに接続されている全端末に対して、高トラフィックモードへ移行後の最初のデータ送信時にのみタイムスロットの割当要求を行う旨を通知し、前記タイムスロット通知部は、タイムスロット管理情報を格納したタイムスロット管理テーブルを有し、前記端末からタイムスロットの割当要求を受け付けた時にLANに接続している他の端末の稼働状況を基に、タイムスロット割当要求のあった端末に付与するタイムスロットを割り当てて該当端末に通知し、前記高トラフィックモード解除部は、前記負荷監視部でのネットワークのトラフィックの状態の監視でLANが低負荷となった際に、高トラフィックモードを解除して前記タイムスロット管理テーブルを廃棄して、通常のモードに移行させこれを全端末に通知し、前記高トラフィックモード受信部は、前記高トラフィックモード通知部からの高トラフィックモードへの移行通知または前記高トラフィックモード解除部からの高トラフィックモード解除による通常モードへの移行通知を受信し、前記タイムスロット要求部は、高トラフィックモードへ移行後の最初のデータ送信時にのみ前記送信制御装置を介して後述の送信タイミングの算出を行いタイムスロットの割当要求をトラフィック制御装置に対して行い、前記送信制御部は、タイムスロット管理情報を格納する前記タイムスロット管理テーブルと同じタイムスロット管理テーブルを有しており、LANのトラフィック状態が通常モードであればデータ送信を行い、高トラフィックモードであればタイムスロットを要求済みか否かを判断し、未要求の場合はタイムスロットの割当要求を前記タイムスロット管理テーブルから送信するタイミングを算出後、前記タイムスロット要求部からタイムスロットの要求をさせ、要求済みの場合はタイムスロット管理テーブルに格納されている前記トラフィック制御装置で割り当てられたタイムスロットとタイムスロット管理情報を基に送信タイミング時間の算出を行い、このデータ送信のタイミングに合わせて送信処理を待ち合わせた後にデータを送信し、前記終了通知部は、前記送信制御部において全データの送信処理が完了した時点で送信処理が、送信要求を出していた端末において終了した旨を前記トラフィック制御装置の前記負荷監視部へ通知し、該当端末をLAN上の稼働端末から除く機能を有することを特徴とするローカルエリアネットワークのトラフィック制御システム。
IPC (2件):
H04L 12/40 ,  G06F 13/00 353

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