特許
J-GLOBAL ID:200903066062488170

物体の冷却方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石原 詔二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-237283
公開番号(公開出願番号):特開平6-026728
出願日: 1991年08月23日
公開日(公表日): 1994年02月04日
要約:
【要約】【目的】 ペルチェ効果を用いて物体を冷却する方法において、冷却効率を上げても半導体材料の消耗の経済化及び電気容量消費の急激な増加を低減し、消費される電力について経済的に物体を冷却することができるようにする。【構成】 各々が熱要素からなる複数のカスケードを有し、該各カスケード間に蓄熱器を介在させ、全体の温度差を、各カスケードにより実現される小さな温度差ΔT1 +ΔT2 +ΔT3 に分けることに基づき、カスケードの動作を効果的なものとし、カスケード動作の最適な動作サイクルを達成し、かつ、システム全体の最も効果的な動作を確保する。
請求項(抜粋):
(a)冷却装置が定常状態で所望の温度に物体を冷却する際に、直流電圧をその端子にかけ、そして、熱電対列の熱ブロックで電流の調整を行うことにより、カスケード熱電対列の補助を行う手段を具備している;(b)蓄熱器は、温度ゲージを備え、カスケード間に設置される;(c)カスケード熱電対列間の電気回路は遮断されている;(d)各カスケードの熱ブロックは、電気回路の熱ブロックの2つのセクションNδ(1) i、Nδ(2) iに分離されており、各カスケードのセクション出力は、与えられたカスケードの調整用安定器へのタイムリレーを介して接続され、そのコントロール入力は蓄熱器の温度ゲージの出力に接続され、この出力はタイムリレーのコントロール入力に接続されている;(e)タイムリレーマニュアルコントロール機能を備えたタイムインターバルΔTi1 及びΔTi2 >ΔTi1 は、カスケード熱ブロックの2つのセクションによって引き出された活性熱の態様及び熱電対列の与えられたカスケードのセクションの1つNδ(1) iによる熱補償引出しの態様に従って設定され、各次のカスケードの操作のワンサイクルΔTi=ΔTi1 +ΔTi2 の期間は、熱電対列カスケードの蓄熱器の大量熱容量の値に従って増大する;(f)タイムリレーの供給電圧及び熱電対列カスケードの電流調整用安定器が設置される;(g)電流調整用安定器の調整手段を備えた蓄熱器の各熱電対列カスケードに対する要求された温度の値が設定される;(h)電流の要求された最適値は、最大冷却効率で活性、かつ補償する熱引出しの態様に従って熱ブロックを介して設定される;(i)これらの調整用安定器及びタイムリレーを用いて各熱電対列カスケードの操作期間は、熱電対列カスケードの蓄熱器の目標とする温度値に達するまで、関連するカスケード熱ブロックを介して電流強さの目標とする最適値の安定化において、活性、かつ補償する熱引出しの態様で連続して変化する;(j)そして、次に電流調整用安定器は、蓄熱器の温度ゲージによる温度値の自動維持に切り換えられる;ようにしたことを特徴とする物体の冷却方法。
IPC (2件):
F25B 21/02 ,  F25D 11/00 101

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