特許
J-GLOBAL ID:200903066143147920

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-021851
公開番号(公開出願番号):特開平8-216862
出願日: 1995年02月09日
公開日(公表日): 1996年08月27日
要約:
【要約】【目的】低μ路面での舵取り効果と高μ路面での制動距離とを確保可能なアンチスキッド制御装置を提供する。【構成】路面μの増加と共に増加する増圧時間を増圧回数CNTi としてカウントし、合わせて疑似車速VC 算出のための基準速度である分岐速度VC0が発生してからの経過時間nをカウントし、当該分岐速度VC0が発生してからのタイマTMRi が所定値TMRi0にカウントアップする以前に,左右輪の増圧回数CNTi が第1所定値CNTi1又は第1所定値CNTi2までカウントアップするか,経過時間nが所定値n0 までカウントアップすると、疑似車速VC 算出のための車体減速度V'cに付加されるオフセット量VCOFFを時間の増加と共に増加させ、疑似車速VC の減速度を二次曲線的に減速設定させて,目標車輪速V* wi を小さく設定することで、路面μの高まりに応じて制動距離を短縮可能とした。
請求項(抜粋):
各車輪の制動用シリンダの作動流体圧を指令信号に応じて個別に増減圧調整する複数のアクチュエータと、各車輪の車輪速度を検出する車輪速検出手段と、各車輪の車輪加減速度を検出する車輪加減速度検出手段と、前記車輪速検出手段で検出された車輪速検出値に基づいて車体の減速度を算出する車体減速度算出手段と、前記車体減速度算出手段で算出された車体減速度算出値に基づいて車体の速度を算出する車体速算出手段と、少なくとも前記車輪速検出手段で検出された車輪速検出値及び前記車輪加減速度検出手段で検出された車輪加減速度検出値に基づいて、前記車体速算出手段で算出された車体速算出値から得られる目標車輪速が達成されるように、アンチスキッド制御中は前記各車輪の制動用シリンダの作動流体圧に対して所定の減圧を行った後、所定時間毎に制限された増圧を繰り返すことにより当該作動流体圧を緩増圧して、車両の制動状態に応じた前記指令信号を出力する制御手段と、前記車体減速度算出手段で算出される車体減速度算出値に所定のオフセット量を付加するオフセット量付加手段とを備えたアンチスキッド制御装置において、アンチスキッド制御中の作動流体圧の増圧回数を検出する増圧回数検出手段を備え、前記オフセット量付加手段は、前記増圧回数検出手段で検出された作動流体圧の増圧回数検出値に基づいて,前記オフセット量を関数として複数設定するオフセット量設定手段を備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。

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