特許
J-GLOBAL ID:200903066148316119
傾斜した首部を有する遠心分離用ボトル
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
谷 義一 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-502960
公開番号(公開出願番号):特表2002-517160
出願日: 1991年12月18日
公開日(公表日): 2002年06月11日
要約:
【要約】本発明は、遠心分離をする際に、遠心分離用のロータ(R)へ液体サンプルを収容するためのボトル(10)に関するものである。ボトル(10)はロータ・キャビティ(H)を具え、ロータ・キャビティ(H)は回転軸(AR)に関し予め決められた傾斜角βが設定される。ボトル(10)は、これと一体に形成された首部(18)を有する本体(12)を具え、首部(18)の軸(20)には、本体(12)の軸(16)に対し、予め決められた角度αが設定される。
請求項(抜粋):
1.回転軸とその中に円筒状のロータ・キャビティを具えた遠心分離用のロータを具え、前記ロータ・キャビティは直径Dを有するとともに前記回転軸に対し予め決められた傾斜角βが設定され、 前記キャビティの直径Dとほぼ等しい直径を有するとともに、その中心に沿った軸を具えた円筒状の本体と、 この本体と一体に形成されるとともにその中心に沿った軸を有する首部とを具え、前記首部の軸は前記本体の軸に対し予め決められた角度αが設定され、この角度αは10度から(100-β)度の範囲に設定され、 遠心分離の際、前記ロータへ液体サンプルを収容することを特徴とするボトル。 2.前記ロータにはN個のキャビティが収容され、さらに、 前記首部と連結可能でありそれを結合する予め決められた直径寸法を有するキャップを具え、このキャプの直径寸法は前記ロータの軸を通る垂直面によって規定されるコードの寸法より小さく、360/N度の角度によって画定され、前記回転軸から距離γに配置され、この距離γは前記本体が前記ロータ・キャビティに収容されたときに前記キャップの直径寸法が位置する前記回転軸からキャップ先端までの距離である請求の範囲第1項記載のボトル。 3.前記キャップは平坦部とそれに続く縁部とを具え、前記キャップの縁部は前記ロータの軸を通る垂直面によって平坦部との間に所定の角度が設けられ、この角度がほぼ(90+180/N)度に等しい請求の範囲第2項記載のボトル。 4.前記ロータにはN個のキャビティが収容され、各キャビティはその中心に沿って延びる軸を具え、これらの各軸は前記回転軸から距離Rに位置し、前記首部も前記各軸から距離Lを有し、さらに 前記首部と連結可能でありそれと結合する予め決められた直径寸法を有するキャップを具え、このキャップの直径寸法は前記ロータの軸を通る垂直面によって規定されるコードの寸法より小さく、360/N度の角度によって画定され、前記回転軸から距離γに配置され、 この距離γは下記の関係に規定される請求の範囲第1項記載のボトル。 γ=R-L sin(α+β) 5.前記角度αはほぼ(90-β)に等しい請求の範囲第1項記載のボトル。 6.回転軸とその中に円筒状のロータ・キャビティを具えた遠心分離用のロータを具え、前記ロータ・キャビティは直径Dを有するとともに前記回転軸に対し予め決められた傾斜角βが設定され、 前記キャビティの直径Dとほぼ等しい直径を有するとともに、その中心に沿った軸を具えた円筒状の本体と、 この本体と一体に形成されるとともにその中心に沿った軸を有する首部とを具え、前記首部の軸は前記本体の軸に対し予め決められた角度αが設定され、この角度αは10度から80度の範囲に設定され、 遠心分離の際、前記ロータへ液体サンプルを収容することを特徴とするボトル。 7.前記ロータにはN個のキャビティが収容され、さらに、 前記首部と連結可能でありそれを結合する予め決められた直径寸法を有するキャップを具え、このキャプの直径寸法は前記ロータの軸を通る垂直面によって規定されるコードの寸法より小さく、360/N度の角度によって画定され、前記回転軸から距離γに配置され、この距離γは前記本体が前記ロータ・キャビティに収容されたときに前記キャップの直径寸法が位置する前記回転軸からキャップ先端までの距離である請求の範囲第6項記載のボトル。 8.前記キャップは平坦部とそれに続く縁部とを具え、前記キャップの縁部は前記ロータの軸を通る垂直面によって平坦部との間に所定の角度が設けられ、この角度がほぼ(90+180/N)度に等しい請求の範囲第7項記載のボトル。 9.前記ロータにはN個のキャビティが収容され、各キャビティはその中心に沿って延びる軸を具え、これらの各軸は前記回転軸から距離Rに位置し、前記首部も前記各軸から距離Lを有し、さらに 前記首部と連結可能でありそれと結合する予め決められた直径寸法を有するキャップを具え、このキャップの直径寸法は前記ロータの軸を通る垂直面によって規定されるコードの寸法より小さく、360/N度の角度によって画定され、前記回転軸から距離γに配置され、 この距離γは下記の関係に規定される請求の範囲第6項記載のボトル。 γ=R-L sin(α+β) 10.前記角度αはほぼ(90-β)に等しい請求の範囲第6項記載のボトル。
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