特許
J-GLOBAL ID:200903066155540890

回折手段一体型レンズの設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池内 寛幸 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-231462
公開番号(公開出願番号):特開2000-098225
出願日: 1996年10月31日
公開日(公表日): 2000年04月07日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 回折手段一体型レンズにおける位相格子の設計の自由度を高める。【解決手段】 少なくとも1つの仮想高屈折率を用いたレンズと、少なくとも1つ実在の材料の屈折率を用いたレンズによる接合レンズと仮定して、屈折型レンズの設計手法を用いて設計し、位相格子の形状に相当する周期が周期関数を仮想光屈折率レンズにおける透過光の位相おくれ(レンズの厚さ)及び補正係数により起伏形状(長さの次元)に変換し、実際のレンズの表面におけるサグ量を得る。
請求項(抜粋):
レンズの表面上に回折手段が形成された回折手段一体型レンズを、特定の1つの物点に対して設計する回折手段一体型レンズの設計方法であって、前記回折手段一体型レンズを、実在しない仮想の高屈折率を用いたレンズと、少なくとも1つの実在の材料の屈折率を用いたレンズによる接合レンズであると仮定し、屈折型レンズの設計方法を用いて前記仮想の高屈折率を用いたレンズの設計を行い、以下の(1)〜(3)式を用いて前記仮想の高屈折率を用いたレンズの設計データから前記回折手段の起伏形状に変換し、前記回折手段の起伏形状を球面又は非球面に施すために、以下の(4)式で与えられるサグ量S(h)を用いることを特徴とする回折手段一体型レンズの設計方法。【数1】 F(h)=P(Q(h))M(h)λ/(n-1) ・・・(1) M(h)=(n-1)/(n・cosθ(h)-1) ・・・(2) Q(h)=L(h)(nh -1)/λ ・・・(3) S(h)=D(h)-F(h)+F(0) ・・・(4)ただし、F(h):光軸からの高さhの箇所における回折手段の起伏形状を、光軸と平行な方向に計った長さP(x):周期が1の周期関数θ(h):設計データにおいて、仮想の高屈折率を用いたレンズと実在の材料の屈折率を用いたレンズの接合面に光軸からの高さがhで入射する、レンズ設計に用いた物点から射出された軸上光線が前記実在の材料を透過するときの光軸とのなす角L(h):設計データにおいて、上記接合面に光軸からの高さがhで入射する、レンズ設計に用いた物点から射出された軸上光線が仮想の高屈折率レンズを透過する光路に沿った長さD(h):仮想の高屈折率を用いたレンズと実在の材料の屈折率を用いたレンズの仮想接合面の形状を表す多項式F(0):光軸上における回折手段のレリーフ形状の初期値λ:設計中心波長n:λにおける実在の材料(レンズ材料)の屈折率nh :λにおける仮想の高屈折率
IPC (4件):
G02B 13/18 ,  G02B 3/02 ,  G02B 5/18 ,  G06F 17/50
FI (4件):
G02B 13/18 ,  G02B 3/02 ,  G02B 5/18 ,  G06F 15/60 680 A

前のページに戻る