特許
J-GLOBAL ID:200903066166442393

車両編成認識装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹井 浩毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-115973
公開番号(公開出願番号):特開2000-302039
出願日: 1999年04月23日
公開日(公表日): 2000年10月31日
要約:
【要約】【課題】自動的に車両の並び順や各車両の接続方向を認識することのできる車両編成認識装置を提供する。【解決手段】情報通信用の通信回線140と引き通し信号線150とを別系統としモニタ制御装置110と各車両のモニタ端末器130の入出力回路135とを引き通し信号線で直列接続する。入出力回路135の第1、第2の入出力端133,134の間はリレーで開閉される。入出力回路はどちらの入出力端に電圧が印加されたかを検知する。当初全ての入出力回路のリレーを開き、親装置側のモニタ制御装置から電圧を印加する。電圧を検出したモニタ端末器は、どちらの入出力端で電圧を検知したかで車両の接続方向を認識し、通信回線を通じ所定の要求を送りモニタ制御装置から配列番号を取得し、自装置のリレーを閉じて次車両が電圧を確認し得るようにする。なお配列番号は要求の受信毎に1ずつ増加する。
請求項(抜粋):
列車の編成状態を自動認識する車両編成認識装置において、先頭車両または末尾車両のいずれかの端車両に搭載されるモニタ制御装置と、各車両に搭載されるモニタ端末器と、前記モニタ制御装置と前記モニタ端末器との間を接続する通信回線と、端車両に搭載された前記モニタ制御装置を先頭に各車両に搭載された前記モニタ端末器を前記モニタ制御装置に近いものから順に直列接続する引き通し信号線とを備え、前記モニタ制御装置は、自装置の動作を統括制御する制御部と、前記通信回線を通じて情報通信を行う通信部と、前記引き通し信号線に所定の確認信号を送出する確認信号送出部とを有し、前記モニタ端末器は、自端末の動作を統括制御する端末制御部と、前記通信回線を通じて情報通信を行う端末通信部と、前記引き通し信号線を接続するための第1、第2の入出力端と、前記第1、第2の入出力端の間に介在する中継部とを有し、前記モニタ制御装置は、車両編成の確認動作の最初に、前記通信回線を通じて各車両のモニタ端末器に車号設定開始指令を送信し、前記各モニタ端末器は、前記車号設定開始指令を前記通信回線を通じて受信したとき、自端末の有する前記中継部を、前記第1、第2の入出力端のうちの一方の入出力端から入力された前記確認信号を他方の入出力端から出力しない非中継状態に設定し、前記モニタ制御装置は、前記車号設定開始指令を送信した後に、前記確認信号送出部から前記確認信号を逐次あるいは常時送出し、前記モニタ端末器の前記中継部は、前記確認信号が前記第1、第2の入出力端のうちのいずれの入出力端から入力されるかを監視し、前記モニタ端末器は、前記第1、第2の入出力端のうちのいずれか一方に前記確認信号が前記車号設定開始指令を受信してから初めて入力されたとき、所定の配列番号割付要求を前記モニタ制御装置に前記通信回線を通じて送信し、前記モニタ制御装置は、前記配列番号割付要求を受信したとき、前記車号設定開始指令を送信してから後の前記配列番号割付要求の受信回数に対応する配列番号を、前記通信回線を通じて送信し、前記配列番号割付要求の送信元のモニタ端末器は、前記通信回線を通じて送られてくる前記配列番号を受信し、これを自端末の搭載された車両の当該編成中における並び順であると認識し、前記モニタ端末器は、自端末の搭載された車両の当該編成中における並び順を認識した後に、自端末の前記中継部を前記第1、第2の入出力端のうちの一方の入出力端から入力された前記確認信号が他方の入出力端から出力される中継状態に切り換えることを特徴とする車両編成認識装置。
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭61-214702
  • 号車番号設定装置および設定方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-004030   出願人:株式会社日立製作所, 財団法人鉄道総合技術研究所
  • 特開昭62-181601
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