特許
J-GLOBAL ID:200903066178667919

地盤の電気浸透脱水方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 遠山 勉 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-270800
公開番号(公開出願番号):特開平10-114937
出願日: 1996年10月14日
公開日(公表日): 1998年05月06日
要約:
【要約】【課題】 軟弱な粘性土地盤等から地下水を従来に比し短時間で大量に脱水し、地盤の含水比を平均的に低下させて地盤の強度を平均的に向上させる地盤の電気浸透脱水方法を提供すること。【解決手段】 地盤19に打設された一対の電極14、15間に、可能な限り高圧の直流を通電する。すると、地下水が陽極側の電極14に集水され、電極14から脱水される。この電極14からの脱水速度が低下する時期に、電極14、15の極性を変換する。すると、地下水が電極15に集水され、電極15から脱水される。これによって、短時間で大量の地下水が地盤19から脱水されるとともに、地盤19の含水比が平均して低下し、これに伴い地盤の強度が平均的に向上する。
請求項(抜粋):
地盤中に所定の間隔をあけて設置された一対の電極間に直流を通電して集水側の電極に前記地盤中の地下水を移動させて排水する地盤の電気浸透脱水方法において、前記一対の電極を、外周面に地下水流入用の穴を有する筒状体で構成し、この筒状体の外周面が前記地盤に密着する状態で打設すること、前記一対の電極間に直流を通電し、前記地下水を前記集水側の電極へ移動させ、前記集水側の電極内部に集まった前記地下水を排水すること、前記一対の電極間へ直流の通電を開始してから脱水速度が低下する時期に前記一対の電極の極性を変換し、極性が変換された一対の電極間に直流を通電し、前記一対の電極間における前記地盤の地下水位レベルを平均的に低下させることからなる地盤の電気浸透脱水方法。

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