特許
J-GLOBAL ID:200903066221338096

リアルタイム制御装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-032038
公開番号(公開出願番号):特開平9-223025
出願日: 1996年02月20日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】【課題】 マイコンシステムの製造コストを低く維持しつつ複数の優先度の処理の制御を行うことが可能であり、プログラムの設計、開発が容易なリアルタイム制御装置および方法を提供すること。【解決手段】 複数のモジュールを、制御の内容によって複数の優先度に分類して格納する制御処理モジュール格納部101と、前記優先度ごとに、処理を表す識別子と優先度とを格納する処理レベル格納部104と、実行中の処理を表す識別子を格納する実行処理格納部102と、スタック構造を有し、実行が中断された処理の識別子を順次格納する待機処理格納部103とを備え、割り込み発生時および処理終了時に、制御部106が前記各格納部に格納されている内容を参照し、次に実行すべき処理を判別する。
請求項(抜粋):
所定の周期ごとに発生する一種類の割り込み要因による割り込みを利用して、機器の制御を行うマイコンシステムにおけるリアルタイム制御装置であって、前記所定の周期内に終了するようにプログラムされた最も優先度の高い処理と、それ以外の優先度を持つ処理とについて、処理の識別子と優先度とを記憶する処理優先度記憶手段と、実行中の処理の識別子を記憶する実行処理記憶手段と、実行が中断された処理の識別子と中断時の処理の状況を示す情報とを順次記憶する待機処理記憶手段と、前記割り込みの発生を受けて、処理切り換え要求を出力する処理切り換え要求手段と、前記処理切り換え要求を受けて、実行中の処理を中断し、最も高い優先度を付与された処理の実行を開始するとともに、前記実行処理記憶手段および前記待機処理記憶手段の内容を更新する第1の制御手段と、処理の終了を検知したときに、終了した処理の次に優先度が高い処理の優先度と、前記待機処理記憶手段に最後に記憶された識別子を有する処理の優先度とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較において、前者の方が高い場合に、前者の処理の実行を開始するとともに、前記実行処理記憶手段の内容を更新する第2の制御手段と、前記比較手段の比較において、前者の方が低いか、または両者の優先度が等しい場合に、後者の処理を、前記待機処理記憶手段に記憶された中断時の処理の状況を示す情報に基づいて中断時点から再開するとともに、前記実行処理記憶手段および前記待機処理記憶手段の内容を更新する第3の制御手段とを有することを特徴とするリアルタイム制御装置。
IPC (3件):
G06F 9/46 311 ,  G06F 9/46 320 ,  G05B 19/048
FI (3件):
G06F 9/46 311 C ,  G06F 9/46 320 D ,  G05B 19/05 D

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