特許
J-GLOBAL ID:200903066258574644

鋳鉄管の挿口突部形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森本 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-237952
公開番号(公開出願番号):特開平9-079440
出願日: 1995年09月18日
公開日(公表日): 1997年03月25日
要約:
【要約】【課題】 溶融したろう材をストッパリングと鋳鉄管の挿口との間で良好に広げることができ、十分な接合力を得られる鋳鉄管の挿口突部形成方法を提供する。【解決手段】 その内周面3aに形成した溝部3bにろう材を配設したストッパリング3’を挿口2に外嵌させた後に、ろう付けによる接合箇所が溝部3bのろう材よりも下方となるように鋳鉄管1を傾斜させた姿勢で管軸心xを中心に回転させながら加熱する。これにより、溶融したろう材11’が、挿口2の外周面2aとストッパリング3’の内周面3aとの隙間における溝部3bより下方の側にその重量により流れて良好に広がることとなり、挿口2と挿口突部3との間で十分な接合力を得ることができ、挿口突部3によって十分な離脱阻止力を得ることができる。
請求項(抜粋):
最終的に鋳鉄管の挿口突部となるストッパリングの内周面に溝部を形成し、このストッパリングの溝部にろう材を配設し、このろう材を配設したストッパリングを、鋳鉄管の挿口と受口とが接続される接続部における挿口外周面に外嵌させ、ろう材配設箇所を含む部分を加熱してろう材を溶融させることにより、ストッパリングと鋳鉄管の挿口とをろう付け接合させて接続部離脱防止用の挿口突部を形成する鋳鉄管の挿口突部形成方法であって、ろう材配設箇所を含む部分を加熱するに際し、ろう付けによる接合箇所が溝部のろう材よりも下方となるように鋳鉄管を傾斜させた姿勢で管軸心を中心に回転させながら加熱して、溶融したろう材を、挿口外周面とストッパリングの内周面との隙間における溝部より下方の側に広げることを特徴とする鋳鉄管の挿口突部形成方法。

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