特許
J-GLOBAL ID:200903066264694740

光学ジャイロ用信号処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-174399
公開番号(公開出願番号):特開平6-018272
出願日: 1992年07月01日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、光学ジャイロ用信号処理装置に関し、ジャイロ出力信号を入力回転角速度に正確に比例した出力とし、ジャイロのバイアス変動を極小になし得ると共に、リニアリティおよびスケールファクタ安定性を高めることを目的とする。【構成】 光電変換出力信号7のfm の周波数成分を周波数Δfm の信号に変換し、さらにディジタル化した信号15を、位相変調器駆動信号8に同期し且つそれぞれ互いに90°位相のずれたディジタル信号20,21との間でディジタル的にデモジュレートし、それに基づき入力回転角速度の極性を判別し、この判別された極性と、光電変換出力信号のfm の周波数成分の振幅から、回転角速度演算手段25において当該入力回転角速度に比例した信号27を出力するように構成する。
請求項(抜粋):
回転軸と共動する光伝搬路に光を時計回り方向と反時計回り方向に同時に伝搬させ且つ位相変調し、両方向に伝播した光の干渉光の強度からサニャック効果による光の位相差を検出して回転角速度に比例した光電変換出力信号(7)を得るようにした光学ジャイロの信号処理を行う装置であって、位相変調器駆動信号(8)に同期したディジタルの参照信号(11)に応答し、前記光電変換出力信号から該位相変調器駆動信号の周波数fm と同じ周波数の信号成分を取り出して周波数Δfm の信号に変換し、第1のアナログ信号(12)として出力すると共に、前記位相変調器駆動信号に同期し且つ周波数がfm の第2のアナログの参照信号(10)を周波数Δfm の信号に変換し、第3のアナログ信号(13)として出力する周波数混合回路(9a,9b)と、前記第3のアナログ信号に同期した第2のディジタル信号(16)に応答して前記第1のアナログ信号を第1のディジタル信号(15)に変換するA/D変換回路(14)と、前記第2のディジタル信号を出力すると共に前記第3のアナログ信号に同期した第3のディジタル信号(18)を発生し、該第3のディジタル信号に同期し且つ互いに90°位相のずれた第4,第5のディジタル信号(20,21)を生成し、該第4および第5のディジタル信号と前記第1のディジタル信号との間でディジタル的に乗算を行い、直流成分を取り出して第6のディジタル信号(23)を出力するディジタル・デモジュレート手段(17,19,22)と、前記第6のディジタル信号に基づいて前記回転角速度の極性を判別し、第7のディジタル信号(26)を出力する極性判別手段(24)と、前記第6および第7のディジタル信号に基づいて前記回転角速度に比例した第8のディジタル信号(27)を出力する回転角速度演算手段(25)と、を具備することを特徴とする光学ジャイロ用信号処理装置。

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