特許
J-GLOBAL ID:200903066332016551
動画像/静止画像合成方法及び装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 富士弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-251306
公開番号(公開出願番号):特開平7-107381
出願日: 1993年10月07日
公開日(公表日): 1995年04月21日
要約:
【要約】【目的】 複数の動画像と文書等の静止画像を半透明状に合成し、複数ユーザが静止画像に同時に指示や描き込みを行う画像通信端末において、静止画像のコントラストの低下による見にくさを改善する画像合成方法及び装置を提供する。【構成】 2つの動画像に対し輝度のしきい値T1,T2を設定し、各動画像の座標x,yでの画素の輝度IV1xy,IV2xyがしきい値T1,T2より全て明るい時は静止画像の画素Sxyを、全て暗い時は各動画像の画素V1xy,V2xyを設定比率w1,w2で加算合成したものを、それ以外ではしきい値より暗い輝度の動画像の画素V1xy又はV1xyを、合成画素Vxyとする。これをxが1からX、yが1からYの合成領域に実施することで、2つの動画像と静止画像を互いの画像が透けるように合成する際、各画素の輝度に従って合成方法を変更して合成時のコントラスト低下を改善し、特に文書等の静止画像の視認性を向上させる。
請求項(抜粋):
N,Mを1より大きい自然数として複数の動画像V1,...,VNと一つの静止画像または複数の静止画像S1,...,SMを任意の比率で合成する画像合成方法において、動画像V1,...,VNまたは動画像V1,...,VN及び静止画像S1,...,SMに対してそれぞれ独立に対応する輝度のしきい値TV1,...,TVN、TS1,...,TSMを設定する第一段階と、前記動画像V1,...,VNまたは動画像V1,...,VN及び静止画像S1,...,SMについて、合成を行う領域Rに含まれるある座標x,yの画素をV1xy,...,VNxy、S1xy,...,SMxyとする第二段階と、前記画素V1xy,...,VNxyまたは画素V1xy,...,VNxy及び画素S1xy,...,SMxyの輝度をそれぞれIV1xy,...,IVNxy、IS1xy,...,ISMxyとする第三段階と、静止画像が複数有る場合において、1≦m≦Mである全ての自然数mについて、前記輝度ISmxyをそれぞれ前記しきい値TSmと比較する第四段階と、前記静止画像が複数有る場合において、全てのmについて前記輝度ISmxyが前記しきい値TSmよりも明るいか、あるいは暗い場合には、全てのmについての画素Smxyを設定した比率で加算合成したものを座標x,yにおける静止画像合成画素とし、それ以外の場合には前記しきい値TSmより暗い輝度を持つ画素Smxyのみを設定した比率で加算合成したものを座標x,yにおける静止画像合成画素とする第五段階と、前記第四段階及び第五段階を、領域Rに含まれる全ての座標x,yについて適用したものを合成静止画像Sとする第六段階と、次に、1≦n≦Nである全ての自然数nについて、前記輝度IVnxyをそれぞれ前記しきい値TVnと比較する第七段階と、全てのnについて前記輝度IVnxyが前記しきい値TVnより明るい場合は、前記第六段階で生成した合成静止画素Sの画素Sxyを座標x,yにおける合成画素とし、全てのnについて前記輝度IVnxyが前記しきい値TVnよりも暗い場合は、全てのnについての画素Vnxyを設定した比率で加算合成したものを座標x,yにおける合成画素とし、それ以外の場合には前記しきい値TVnより暗い輝度を持つ画素Vnxyのみを選択したものもしくは設定した比率で加算合成したものを座標x,yにおける合成画素とする第八段階とを有し、前記第七段階及び第八段階を、領域Rに含まれる全ての座標x,yについて適用することを特徴とする動画像/静止画像合成方法。
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