特許
J-GLOBAL ID:200903066343047092

境界抽出方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三品 岩男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-157037
公開番号(公開出願番号):特開平6-004666
出願日: 1992年06月16日
公開日(公表日): 1994年01月14日
要約:
【要約】【目的】計測環境に関わらず、入力された画像情報から画像の境界を、高精度に抽出すること。【構成】TVカメラ1、A/D変換器2、平滑処理路3、微分処理部4、境界画像作成部5、CPU6、RAM7、ROM8を有して構成される。【効果】方向別微分オペレータを作用させ、方向別の微分画像を統合作成した後、分割不寄与境界画素を抽出し、必要な延長処理を行なうことにより、途切れた境界を連結し、所望の境界を抽出することが可能な高精度な境界抽出方法を提供することができる。
請求項(抜粋):
測定対象物の画像情報を入力し、該画像情報に方向別微分オペレータを作用させ、方向別微分画像を作成し、各方向別微分画像に対して、該微分方向における微分値のピークを示す画素を調べ、該画素における微分値が、ある設定されたしきい値より大きな場合に、前記ピーク値を示す画素を境界画素として抽出し、方向別に抽出された境界画素を作成し、方向別に抽出された境界画素を統合して得られた統合画像において境界画素に囲まれた領域ごとにラベル付けを行ない、該統合画像を走査し、ある境界画素に注目し、該注目画素から少なくとも2方向において、所定領域内に存在する境界画素ではない画素である領域画素のうち最も近い領域画素のラベルを調べ、前記少なくとも2方向のうち、2方向以上において注目画素から所定範囲内に領域画素が存在し、該領域画素のラベルがすべて等しいとき、注目画素を分割不寄与境界画素とし、ある一方向における微分処理により抽出された境界画素のうちの分割不寄与境界画素であって、他のいずれかの方向においても境界画素として抽出された画素を注目する画素とし、前記ある一方向における微分値が、他のいずれかの方向における微分値より小さな場合、該注目画素を除き、隣接する分割不寄与境界画素から構成される画素ブロックを一または二以上抽出するとともに、微分方向と垂直な方向における端点を求め、各画素ブロックごとに前記ある一方向と垂直な軸に分割不寄与境界画素を斜影したときの画素数が所定値より大きな画素ブロックを線分として抽出し、各線分の端点について、線分方向の先方の所定領域に存在する画素を調べ、分割に寄与している境界画素にも、他の線分にも連結していないときには、該端点から線分方向の先方の所定延長範囲に存在する画素を境界画素に加え、方向別に抽出された境界画素を再度、統合して入力画像情報から境界を抽出する境界抽出方法。

前のページに戻る