特許
J-GLOBAL ID:200903066441174647

立設物の転倒防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷川 昌夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-092298
公開番号(公開出願番号):特開平9-276062
出願日: 1996年04月15日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 地震などの激しい揺れに対しても十分に効果を奏する立設物の転倒防止装置を提供する。【解決手段】 立設物の前面側下端部には支持車輪121を有する下方突出可能の可動部材12があり、背面側の下端部には半車輪状の回動係止部材9があり、地震等において立設物が揺れると、それに応じて可動部材12が下方へ突出し、その突出状態が可動部材12上のラチエット歯120に噛合するラチエット爪130により阻止され、かくして立設物前面側が持ち上げられた状態となって前方への転倒が防止され、また、車輪121と回動係止部材9が揺れに応じて床面FL上を転動することで、回動係止部材9が回ってその突起91が床面FLに接し、立設物のそれ以上の移動が抑制される。
請求項(抜粋):
壁等の安定構造物を背にして立設される立設物の転倒防止装置であって、前記立設物の前記安定構造物に向けられるべき背面側とは反対側の前面側の下部に設けられ、該立設物を正規姿勢で支持するための正規位置とそれより下方の突出位置との間を移動でき、少なくとも1側面にラチエット歯を有するとともに下端に立設物支持車輪を有する可動部材と、前記立設物と前記可動部材との間に配置され、該可動部材を前記正規位置から下方へ突出させるように付勢する弾性部材と、前記可動部材のラチェット歯に噛合でき、前記可動部材の下方への移動を許容するが、上方への移動を阻止できるラチェット爪を有しており、該ラチェット爪を前記ラチェット歯に対する噛合位置と噛合解除位置との間で移動させ得るように前記立設物に支持され、前記噛合位置へと付勢力を付与された係止部材と、前記係止部材をそのラチエット爪が前記可動部材のラチエット歯に対し前記噛合位置にある状態から前記噛合解除位置へ移動するように前記係止部材に対する付勢力に抗して操作するための操作部と、車輪周面の一部を係止部に形成した半車輪状の回動係止部材であり、前記立設物の前記安定構造物に向けられるべき背面側の下部に設けられ、該立設物を前記正規姿勢で支持するために車輪周面形状部分が下方に向けられる正規姿勢とそれから所定角度回動して前記係止部が下方へ向けられ立設物設置床面に係止できる係止姿勢との間を回動できる回動係止部材とを備えたことを特徴とする立設物の転倒防止装置。
FI (2件):
A47B 97/00 F ,  A47B 97/00 H

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