特許
J-GLOBAL ID:200903066451516040

オーステナイト系ステンレス鋼溶接部位の予防保全方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 作田 康夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-325029
公開番号(公開出願番号):特開2001-141629
出願日: 1999年11月16日
公開日(公表日): 2001年05月25日
要約:
【要約】【課題】熱衝撃ひずみを利用することにより、簡易な構成で引張残留応力を低減し鋭敏化を軽減する予防保全方法と装置とを提供する。【解決手段】引張り応力状態の溶接部表面の領域に対し、高周波加熱コイル1により昇温した表面領域をノズル11から冷却材を噴出させて急冷することにより、表面層直下とのあいだに過渡的な温度差を発生させる。これにより表面層に引張りの熱衝撃応力が加わって引張りひずみが生じるとともに表面層が部分的に降伏する。つぎに冷却を停止して昇温することにより、熱衝撃応力を消失させる。溶接部表面は部分的降伏状態から弾性的に変形が戻り引張り応力が緩和された状態もしくは圧縮残留応力状態に改善される。加熱・冷却速度を調節することにより溶接熱影響部の鋭敏化を軽減する。
請求項(抜粋):
オーステナイト系ステンレス鋼の線状の溶接部位において、前記の線状の溶接部位を追随しながら高周波電流が流れるコイルを移動させ、前記の高周波電流が流れるコイルにより溶接部位表面に発生する誘導電流により、溶接部位を降伏点を超える応力が発生する高温まで加熱する手順と、前記の手順による過熱領域に冷却水をノズルから噴出し急速冷却する手順を有することを特徴とするオーステナイト系ステンレス鋼溶接部位の予防保全方法。
Fターム (4件):
2G061AA20 ,  2G061AC03 ,  2G061CA02 ,  2G061CB19

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