特許
J-GLOBAL ID:200903066458524714

電解アンチモンおよび単体イオウを生成するための、イオウ-アンチモン鉱石の湿式冶金学的および電気化学的処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 洋介 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-113779
公開番号(公開出願番号):特開平10-072631
出願日: 1997年05月01日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 電力消費を大幅に減少し、イオウを系から取り出し、その結果として、イオウ含有化合物の処理と関連生成物の処分とを省くことができ、使用溶液の完全な再利用を可能とする、イオウ-アンチモン鉱石の処理方法を提供する。【解決手段】 イオウ-アンチモン鉱石の精鉱を、苛性アルカリ溶液で浸出し、Sbをイオウ塩として溶解し、その溶液から、酸性化により純粋なSb2S3を沈殿させ、分離したのち、フルオロホウ酸をベースとした電解質を用いて浸出し、硫化物を酸化して単体イオウとし、アンチモンをフルオロホウ酸Sb3+として溶解する。得られた混合物を再びろ過して単体イオウを分離し、フルオロホウ酸Sbの溶液を、ダイヤフラムセル内で電気分解して、陰極に電解Sbが得られる。再生されたフルオロホウ酸第二鉄を、陽極側隔室においてSb2S3を浸出するステップに循環使用する。
請求項(抜粋):
電解アンチモンおよび単体イオウを生成するための、イオウ-アンチモン鉱石の処理方法において、(a) 上記イオウ-アンチモン鉱石を、アルカリ溶液を用いて浸出し、NaSbS2およびNaSbSOのイオウ塩の溶液を得るステップと、(b) 上記イオウ塩の溶液を酸性化して、不溶性のSb2S3を沈殿させ、分離するステップと、(c) 上記Sb2S3を、フルオロホウ酸第二鉄を用いて、 Sb2S3+6Fe(BF4)3→ 2Sb(BF4)3+6Fe(BF4)2+3S0 (3) なる反応にしたがって処理し、得られた単体イオウを分離するステップと、(d) 上記ステップ(c) により得られた溶液を、電解抽出セルにおいて処理することにより、その陰極側隔室内でSb3++3e-→Sbなる反応を起こし、純粋アンチモンを陰極において回収するステップとを含むことを特徴とする方法。
IPC (4件):
C22B 30/02 ,  C01B 17/06 ,  C22B 3/04 ,  C25C 1/22
FI (4件):
C22B 30/02 ,  C01B 17/06 A ,  C25C 1/22 ,  C22B 3/00 B

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