特許

J-GLOBAL ID：200903066520497206

車軸用軸受の密封装置

発明者： 野村 啓介
出願人/特許権者： 光洋精工株式会社
代理人 (1件)： 岡田 和秀
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2001-210504
公開番号（公開出願番号）：特開2003-021152
出願日： 2001年07月11日
公開日（公表日）： 2003年01月24日
要約：

【要約】【課題】 密封性能の向上。【解決手段】車軸に回転一体に連結される回転輪(ハブ軸)1と、車体側に固定される静止輪(外輪)2との間に、互いに径方向内外に離間する第1、第2のラビリンス部20、21を設け、これらのラビリンス部20、21の間に形成される環状空間22を、ラビリンス部20、21を構成する部材により囲み、環状空間22の径方向寸法r7を、ラビリンス部20、21のラビリンスr3、r6より大きくすることで、圧力抵抗を高める。

請求項（抜粋）：

車軸側に回転一体に連結されるとともにその外周面には軌道が形成されるもしくは外周面に軌道を有する内輪が嵌着されてなるハブ軸と、前記ハブ軸の軌道に対向する内周面に軌道を有する略円筒状外輪と、前記ハブ軸の軌道と前記外輪の軌道との間に配設された転動体とを備え、前記ハブ軸には前記外輪端部に近接する大径部を形成してなる車軸用軸受の密封装置であって、前記ハブ軸大径部には第1の金属環を、前記外輪端部には第2の金属環をそれぞれ設け、前記第1の金属環は、その開口端部の両先端を軸方向に沿って前記外輪端部側に延出させた状態で前記ハブ軸大径部に嵌着されており、前記第2の金属環は、前記外輪端部に嵌着される第1の筒状部と、この第1の筒状部から軸方向に沿って前記ハブ軸大径部側に延出する第2の筒状部と、第1の筒状部と第2の筒状部とをつなぐ連結環状部とを有しており、前記第1の金属環の前記両先端のうちの径方向外側に位置する先端内周面と前記第2の筒状部外周面との間に第1のラビリンス部を形成し、前記第1の金属環の前記両先端のうちの径方向内側に位置する先端側外周面と前記第1の筒状部内周面との間に第2のラビリンス部を形成し、前記第1の金属環の径方向内側部材と前記第2の金属環の第2の筒状部との間には、前記第1、第2のラビリンス部の径方向寸法より大きい環状空間を形成する、ことを特徴とする車軸用軸受の密封装置。

IPC (3件)：

F16C 33/80 ,  B60B 35/18 ,  F16J 15/447

FI (3件)：

F16C 33/80 ,  B60B 35/18 C ,  F16J 15/447

Fターム (9件)：

3J016AA02 ,  3J016BB03 ,  3J016BB17 ,  3J016CA02 ,  3J042AA04 ,  3J042AA12 ,  3J042BA01 ,  3J042CA10 ,  3J042DA10

引用特許：

出願人引用 (1件)

• ドライブシャフトにおけるオイルシール構造
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平7-192763   出願人：スズキ株式会社