特許

J-GLOBAL ID：200903066532794109

ペニシリンの連続式抽出装置及び抽出方法

発明者： 羽野 忠
出願人/特許権者： 冷化工業株式会社
代理人 (1件)： 吉田 研二 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-111679
公開番号（公開出願番号）：特開平5-304994
出願日： 1992年04月30日
公開日（公表日）： 1993年11月19日
要約：

【要約】【目的】ペニシリンG等を含むペニシリン系抗生物質製造の原料を安定なpH領域で迅速に抽出するペニシリンの連続式抽出装置及び抽出方法を提供することにある。【構成】槽200a,200bにそれぞれ貯溜されている油相とアルカリ性の水溶液又はアルカリ金属を含む水相を、W/Oエマルション調製槽200cに供給し、攪拌機90にて安定なエマルションを調製する。そして、このW/Oエマルション調製槽200cよりW/Oエマルションを、また槽200dよりpH6に調製されたペニシリンを含む外水相を連続式抽出装置100に供給し、振動源30の振動によってそれぞれを流入口12a,12bから吸引し、導管10内で攪拌体20によって攪拌抽出し、ペニシリンのアルカリ塩をW/Oエマルション相中の水相に抽出し、(W/O)/Wエマルションとなった混合液を流出口14から排出する。また、流出口14から排出された混合液は、後に解乳化し水相のペニシリンを回収する。

請求項（抜粋）：

乳化液膜抽出によるペニシリンの連続式抽出装置であって、アミンを含む抽出試薬と油性の抽出溶剤とから調製された油相とアルカリ性の水溶液またはアルカリ金属塩を含む水相とを攪拌し水-油エマルションとした後に、前記水-油エマルションとペニシリンを含む緩衝溶液からなる外水相を常時振動攪拌することによって、連続的に新しい界面を生成させて前記水-油エマルション中の水相にペニシリンを抽出させる振動手段を含むことを特徴とするペニシリンの連続式抽出装置。

IPC (3件)：

C12P 37/00 ,  C07D499/18 ,  C07B 63/00