特許
J-GLOBAL ID:200903066580999170

貯湯式給湯器の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 室田 力雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-277318
公開番号(公開出願番号):特開平5-087408
出願日: 1991年09月27日
公開日(公表日): 1993年04月06日
要約:
【要約】【目的】 入水温度センサーを付加していない貯湯式給湯器において、入水温度を予測、補正する場合の良好な仮定入水温度への補正にかかる時間を短縮し、また電源投入後等の出湯の立ち上がり特性を改善できる制御方法の提供を目的とする。【構成】 出湯設定温度TS に対して、領域C1 では連続燃焼を行い、領域C2では燃焼停止し、領域A、Bでは、出湯設定温度TS と入水流量と予め仮定した入水温度TC とから演算した必要出湯号数Gとなるようバーナのオンオフ燃焼をフィードフォワード制御し、且つ出湯温度TH が前記第3の領域C2 まで上昇した場合、前記出湯設定温度TS より下の前記第3の領域C1 まで降下した場合、及び出湯温度TH が前記第2の温度領域Bにある場合には、仮定入水温度TC を補正し、出湯温度TH が領域Aにある場合には前記仮定入水温度TC を補正しない。
請求項(抜粋):
少なくとも連続燃焼とオンオフ燃焼による加熱能力の切り換えができるバーナと、入水流量センサーと、出湯温度センサーとを有する貯湯式給湯器の制御方法であって、出湯設定温度TS に対して、その上下に第1の温度領域Aを、該第1の温度領域Aの上下に第2の温度領域Bを設定し、さらに前記第2の温度領域Bを越える上下を第3の温度領域C1 、C2 とし、前記出湯設定温度TS より下にある前記第3の領域C1 では連続燃焼を行い、前記出湯設定温度TS より上にある第3の領域C2 では燃焼停止し、前記第1、第2の領域A、Bでは、出湯設定温度TS と入水流量と予め仮定した入水温度TC とから演算した必要出湯号数Gとなるようバーナのオンオフ燃焼をフィードフォワード制御し、且つ出湯温度TH が前記第3の領域C2 まで上昇した場合及び前記出湯設定温度TS より下の前記第3の領域C1 まで降下した場合には、出湯設定温度TS と第3の領域までの温度差-b2 、b1 を前記仮定入水温度TCに加えて仮定入水温度TC を補正し、また出湯温度TH が前記第2の温度領域Bにある場合には、該領域に達した後一定時間毎に出湯設定温度TS と出湯温度TH との差を前記仮定入水温度TC に加えて仮定入水温度TC を補正し、これにより必要出湯号数Gを演算し直してバーナのオンオフ燃焼を改めてフィードフォワード制御し、出湯温度TH が前記第1の温度領域Aにある場合には前記仮定入水温度TC を補正することなくオンオフ燃焼を続けることを特徴とする貯湯式給湯器の制御方法。

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