特許
J-GLOBAL ID:200903066590205954
条件分岐命令処理装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐藤 幸男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-107766
公開番号(公開出願番号):特開平6-301538
出願日: 1993年04月09日
公開日(公表日): 1994年10月28日
要約:
【要約】【目的】 分岐予測が外れることによる処理速度の低下を防止する。【構成】 プログラムの実行に従って分岐命令が出現すると、これが分岐命令テーブル64に格納される。分岐命令テーブル64には、命令フィールド643の他、分岐命令のアドレスフィールド642、直前アドレスフィールド641及び分岐命令のオペランドの情報が格納される。これらのうち、直前アドレスフィールド641は、分岐命令のアドレスの2命令前のアドレスである。命令の実行は、命令フェッチ、デコード、演算及び結果格納の4ステージで行なわれる。従って、パイプライン処理方式では、あるステージでフェッチされた命令が実行されるのは2命令後である。このため、命令フェッチと同時に分岐命令テーブル64を検索することにより、次のステージで分岐先を検出し、分岐命令が実行される前に分岐先を検出することができる。
請求項(抜粋):
分岐命令の一定命令数だけ前のアドレスを示す直前アドレス、分岐条件を得るための情報及び分岐先アドレスを計算するための情報を対応させて格納する分岐命令テーブルと、現在フェッチされている命令のアドレスを、前記分岐命令テーブルに格納された直前アドレスと比較する比較手段と、当該比較手段により、現在フェッチされている命令のアドレスが前記分岐命令テーブルの直前アドレスと一致していることを検出した場合、当該直前アドレスに対応して前記分岐命令テーブルに格納された情報から分岐先のアドレスを計算することにより、分岐する場合のフェッチアドレスと分岐しない場合のフェッチアドレスの両方のアドレスを予め用意する命令フェッチアドレス生成手段と、前記比較手段により、現在フェッチされている命令のアドレスが前記分岐命令テーブルの直前アドレスと一致していることを検出した場合、当該直前アドレスに対応して前記分岐命令テーブルに格納された情報から前記分岐条件を得て分岐すべきか否かを判定し、当該判定結果に応じて前記命令フェッチ生成手段に予め用意されたフェッチアドレスのいずれかを選択する分岐条件判定手段とから成ることを特徴とする条件分岐命令処理装置。
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