特許
J-GLOBAL ID:200903066655150940

磁気特性の極めて優れた薄方向性けい素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-181551
公開番号(公開出願番号):特開平5-009580
出願日: 1991年06月27日
公開日(公表日): 1993年01月19日
要約:
【要約】【目的】 主にトランスやその他の電気機器の鉄心材料として使用される方向性けい素鋼板、特に0.25 mm 厚以下の薄鋼板における鉄損特性の有利な改善を、磁束密度の低下を招くことなしに図ろうとするものである。【構成】 インヒビター形成成分としてCu, Se及びSbを含有する含けい素鋼スラブを熱間圧延して熱延板とし、次いで中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を、最終冷間圧延の圧下率:50〜80%で施して、最終板厚0.10〜0.25 mm の冷延板とし、次いで脱炭・1次再結晶焼鈍を施したのち最終仕上焼鈍を施す一連の工程によって薄方向性けい素鋼板を製造するに当たり、(a) 熱間仕上圧延の入側温度を1000〜1150°Cとすること、(b) 仕上圧延機の第1スタンドのワークロールにおける被圧延材と接触直前の表面温度を 100°C以下とすること、(c) 熱間仕上圧延の全圧下率を93〜97%とすること及び(d) 中間焼鈍を 900〜1050°Cの温度域にて50秒間以内で行うことによって、主にインヒビターを均一かつ微細に析出させて磁気特性を向上する。
請求項(抜粋):
インヒビター形成成分としてCu, Se及びSbを含有する含けい素鋼スラブを熱間圧延して熱延板とし、次いで中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を、最終冷間圧延の圧下率:50〜80%で施して、最終板厚0.10〜0.25 mm の冷延板とし、次いで脱炭・1次再結晶焼鈍を施したのち最終仕上焼鈍を施す一連の工程によって薄方向性けい素鋼板を製造するに当たり、(a) 熱間仕上圧延の入側温度を1000〜1150°Cとすること、(b) 仕上圧延機の第1スタンドのワークロールにおける被圧延材と接触直前の表面温度を 100°C以下とすること、(c) 熱間仕上圧延の全圧下率を93〜97%とすること及び(d) 中間焼鈍を 900〜1050°Cの温度で50秒間以内で行うことを特徴とする磁気特性の極めて優れた薄方向性けい素鋼板の製造方法。
IPC (3件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/16

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