特許
J-GLOBAL ID:200903066710209568

モアレキャンセル回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 宜喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-265376
公開番号(公開出願番号):特開平6-090388
出願日: 1992年09月07日
公開日(公表日): 1994年03月29日
要約:
【要約】【目的】 画像の信号パターンと、CRTのシャドウマスクピッチとの干渉によるモアレ現象を軽減すること。【構成】 同期分離回路2,ビデオ回路3,CRT4,偏向回路5を含む表示装置において、モアレキャンセル回路8を設ける。フレーム内の水平走査開始位置が異なる第1及び第2の画面を設定し、第2の画面に対し第1の画面の走査開始位置を特定の関数を用いてずらせる。演算制御部10は、同期分離回路2から垂直同期信号が入力されると、メモリ9に格納された関数の係数を用いて、各水平同期信号に対応し夫々の位置データを生成する。このデータをD/A変換器11を介して偏向回路5に与えると、CRT4からモアレ干渉の少ない高品質の画像が出力される。
請求項(抜粋):
映像信号から垂直及び水平同期信号を夫々分離する同期分離回路、陰極線管の偏向コイルに垂直及び水平偏向電流を出力する偏向回路、を含み、表示装置の映像信号のパターンと前記陰極線管のシャドウマスクのピッチとの干渉によって生じる映像のモアレ現象を軽減するモアレキャンセル回路であって、前記陰極線管の水平走査ラインを一定のピッチで第1及び第2の画面として分割し、水平走査ライン毎に異なる前記第1の画面の走査開始位置、及び水平走査ラインに係わらず一定の前記第2の画面の走査開始位置のデータを各水平走査ラインに応じて夫々出力する演算制御部と、前記演算制御部の出力するデータをアナログ信号に変換し、水平偏向電流の走査開始位置を制御する信号を前記偏向回路に出力するD/A変換器と、を具備し、前記偏向回路は、前記同期分離回路から出力される水平同期信号に対して、前記D/A変換器の出力信号に比例した遅延時間を遅延させて水平偏向電流を発生するものであることを特徴とするモアレキャンセル回路。

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